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第12世代Core搭載のSTYLE-I1MA-i3-UHX-BKをレビュー

約7万円で片手サイズ!Windows 10からの買い替えにもイイ感じなコンパクトPCはいかが?

2025年06月09日 11時00分更新

文● タカフグ 編集●ASCII

提供: ユニットコム

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第12世代Core搭載で事務作業も快適

 外観をチェックしたところで、次はスペックを見てみよう。本機はCPUに「Core i3-1215U」を搭載する。第12世代インテル Core プロセッサー(以下、第12世代Core)で、6コア/8スレッドのモバイル向けエントリーモデルだ。

搭載CPUはCore i3-1215U。エントリー向けだが古いPCからの買い替えなら十分

 第12世代Coreでは、高性能な“Pコア”と省電力な“Eコア”を使い分けることで、電力効率のいい動作が可能。とくにCore i3-1215Uは消費電力も抑えめなので、なるべく電気代を節約したいといった人にも嬉しい構成といえる。

 メモリーは8GB。DDR4のメモリーではなく、より高速なDDR5-4800のメモリーを搭載しているのは目を引くポイントだ。メモリーが高速であれば、そのぶん快適な動作が期待できる。

 ストレージは、公称スペックでは500GBのNVMe SSDとなっている。ストレージのパフォーマンスを検証するため、「CrystalDiskMark」で速度を計ってみた。

CrystalDiskMark 8.0.6でストレージの速度を計測した結果

 シーケンシャルリード(読み込み)は約3500MB/sで、シーケンシャルライト(書き込み)は約1700MB/sとなった。スペックには明記されていないが、速度はPCIe 3.0接続のNVMe SSD相当。とくに読み込み速度は高速で、パソコンの起動時やアプリの起動も十分快適なスピードだ。

 それでは、PC全体のスペックはどうなのか。ここでは、「PCMark 10」を使ってスコアーを計ってみた。

PCMark 10でスコアーを計測。総合スコアーは4590になった。

 総合スコアーは4590。細かくスコアーを見ていくと、「Essentials」が8773、「Productivity」が6729、「Digital Content Creation」が4447となった。

 Essentialsは“アプリの起動・ウェブブラウジング・ビデオ会議”といった一般的なPC作業、Productivityは“文書作成・表計算ソフト”といったオフィス作業、Digital Content Creationは“写真編集・動画編集・CGレンダリング”といったデジタルコンテンツ作成の快適さの指標となる。

 公式サイトのスコアー目安では、それぞれの作業において、「Essentialsで4100以上」、「Productivityで4500以上」、「Digital Content Creationで3450以上」を推奨している。

 これらの目安は最低限の基準(とくにDigital Content Creationでは)ではあるが、ウェブブラウジングやオフィス作業のような一般的な作業なら、STYLE-I1MA-i3-UHX-BKは問題ないポテンシャルを持っているといえる。

 個人で使うだけでなく、ビジネス用途としても、コスパのよい選択肢ではないだろうか。

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