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「LEVEL-15FXA61-R7-RMSX」で軽~中量級ゲームプレイの性能をチェック

20万円以下の15.6型ゲーミングPC、Ryzen 7とRTX 4060とフルHD144Hzで遊びまくれ!

2025年02月28日 15時00分更新

文● いちえもん 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-15FXA61-R7-RMSX」

 ユニットコムのゲーミングブランド「LEVEL∞」が手がけた「LEVEL-15FXA61-R7-RMSX」は、Ryzen 7 8845HSとGeForce RTX 4060を搭載する15.6型ゲーミングノートパソコンだ。リフレッシュレート144Hzに対応するフルHDのディスプレー、マルチカラーLED搭載のテンキー付きキーボード、無線LAN「Wi-Fi 6E」などが特徴となっている。ウェブ価格は19万4800円から。

 前回の記事では外観・使用感について取り上げたが、2回目となる本記事では軽量~中量級ゲームのベンチマーク結果をお届けする。

「FFXIV」や「タルコフ」「スト6」のフレームレートをチェック

 軽量~中量級のゲームとして、MMORPGの「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」、格闘ゲームの「ストリートファイター6」、FPSの「Escape From Tarkov(エスケープ・フロム・タルコフ)」の3本をピックアップ。PCゲーム界隈において知名度の高いMMO、格闘ゲーム、FPSでフレームレート計測を行なってみた。

LEVEL-15FXA61-R7-RMSXは144Hzのリフレッシュレートに対応している。つまり、最大144fpsで駆動するということだ

 計測結果のポイントは、本モデルのウリとなるリフレッシュレート144Hzだ。筆者の見解としては、「144Hzに張り付くぐらいのフレームレートだったら最高、60fps以上で動けば問題ない」といった感じだ。ゲーマーの中には、なめらかな映像でゲームを楽しみたい人もいるだろう。その際、液晶パネルのリフレッシュレートが購入の決め手になると思われる。

 FFXIVのフレームレート計測方法については、公式が提供している「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を使用した。「標準品質(ノートPC)」「高品質(ノートPC)」「高品質」のプリセットで計測した結果は以下のとおり。

標準品質(ノートPC)

高品質(ノートPC)

最高品質

 標準品質(ノートPC)と高品質(ノートPC)の評価はどちらも「非常に快適」、最高品質の評価は「とても快適」だった。FFXIVは軽~中量級の代表というべきタイトルで、設定次第では旧世代のGPUや内蔵GPUでも遊べるのが特徴となっている。

 続いての検証はストリートファイター6。公式が提供している「ストリートファイター6 ベンチマーク」でフレームレート計測を行なった。

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」の結果

 検証したグラフィックプリセットは「HIGHEST」「NORMAL」「LOW」の3種類で、実際のゲームプレイを想定して全体のフレームレート上限を「120fps」に設定している。対戦モードの「FIGHITING GROUND」は60fpsが上限だが、「BATTLE HUB」と「WORLD TOUR」は120fpsが上限になっているためだ。

「ストリートファイター6 ベンチマーク」の結果

 計測した結果、3種類ともスコアは100点満点で、評価は「快適にプレイできます」となっていた。目玉となる対戦モードは60fps張り付きで遊べるほか、そのほかのモードは3ケタ台をキープ。快適という評価は妥当といえるだろう。

 格闘ゲームは1コマ1コマのわずかな差で勝敗が決まるといわれている。上記の結果を見る限りだと、LEVEL-15FXA61-R7-RMSXは格闘ゲームの世界で通用するモデルと言っても良いかもしれない。

 最後に計測したのはEscape From Tarkov。本作はアーリーアクセス中のためか、マップによって負荷の高さが異なる。つまり、負荷が比較的軽いマップもあれば負荷が高いマップもあるわけだ。

 今回の検証では「Wood」という負荷が軽いマップを採用した。グラフィック設定「高」と「低」の2パターンで、ネイティブ環境およびDLSS(バランス)適用時のフレームレートを計測。Woodを一定時間探索した際のフレームレート計測については、「CapframeX」を使用している。

「Escape From Tarkov」の結果

 高設定の場合、ネイティブの平均fpsは94.4fpsで、最小1%は71.5fpsとなっていた。DLSS(バランス)の結果を見ると、わずかながらフレームレートが向上しているのがわかる。一方、低設定になると平均fpsは3ケタ台に到達。DLSS(バランス)だと平均fpsは115fpsだった。144Hzの液晶パネルと相性がいいかもしれない。

軽量級~中量級は余裕で遊べる!

 今回ピックアップした3本はいずれも軽量~中量級のものばかりだ。一部のタイトルはアップスケーリング機能を活用しているが、LEVEL-15FXA61-R7-RMSXのスペックであればネイティブのままでも十分遊べるだろう。フルHD&144Hzのディスプレーを搭載する本モデルで、最近流行りのPCゲームをプレイしてみてはいかがだろうか?

 次回は、重量級ゲームのフレームレート計測結果をお届けする。

試用機の主なスペック
モデル名 LEVEL-15FXA61-R7-RMSX
CPU AMD Ryzen 7 8845HS(最大5.1GHz)、8コア/16スレッド
グラフィックス GeForce RTX 4060 Laptop GDDR6 8GB
メモリー 16GB(8GB DDR5-4800 S.O.DIMM×2)
ストレージ 500GB M.2 NVMe SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、リフレッシュレート144Hz、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(Wi-Fi 6E)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-C(PD対応)、USB 3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)、USB 3.2 Gen2 Type-A、USB 3.2 Gen1 Type-A、有線LAN端子、HDMI、ヘッドフォン/マイク入力
内蔵カメラ 100万画素Webカメラ
バッテリー駆動時間 動画再生時 4.2時間、アイドル時 5.6時間(JEITA3.0)
サイズ/重量 およそ幅361×奥行248.5×高さ31.6mm(ゴム足含む)/約2.26kg(バッテリー含む)
OS Windows 11 Home(64bit)

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