まずは26種類のSaaS・DBに対応、最終的には400種類以上のコネクタに拡大

あらゆる業務データの活用をAIに任せる CDataからコネクタ群の「MCP Server」が登場

福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 CData Software Japanは、2025年5月8日、多様なデータソースに接続するデータコネクタをMCP Serverとして実装した「CData MCP Servers」の無償ベータ版を提供開始した。同プロダクトにより、AIエージェントや生成AIアプリケーションが各種SaaS・DBのデータを取得・操作できるようになる。

 MCP(Model Context Protocol) とは、LLMと外部データやツールのやりとりを標準化したプロトコルである。CData MCP Serversの最初のベータ版では、Salesforceやkintone、Slack、Jira、Google スプレッドシートなど、26種類のSaaSやDB向けのコネクタをMCP Serverとして提供。クライアントは、現時点では、Windows OS上の「Claude Desktop」で検証されている。

 SaaSについては、表形式のSQLモデルに変換することで、LLMによる各種APIの操作を実現している。クエリの実行だけでなく、書き込みや更新、削除といったデータ操作、ストアドプロシージャまでのアクションが可能になる。

 複数データソースを組み合わせた連携にも対応し、例えば、「Jiraから今月完了した課題を抽出し、kintone のプロジェクト会計アプリにプロジェクト毎の作業時間を集計して登録してください」といったタスクも実行可能だ。

ClaudeにGoogle スプレッドシートのデータ分析を依頼する様子

 CData MCP Serversは、2025年の間、ベータ版が無償で提供され、CDataのウェブサイトからインストーラーを入手できる。今後数ヶ月をかけて、400種類を超えるSaaSやDBのコネクタにMCP Serverを広げ、他のLLMやMCPクライアントにおいても検証を進める予定だ。

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