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春のヘッドフォン祭 2025 第1回

春のヘッドフォン祭 2025開催、いま熱いのは「有線イヤホン」かもしれない

2025年04月27日 14時00分更新

文● ASCII

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エミライ初のem「NEXIEM」
MEMSのハイレゾ完全ワイヤレスが1万円ちょっと?

 エミライは輸入代理店として様々なオーディオブランドの製品を取り扱っているが、オリジナルブランドの完全ワイヤレスイヤホン「NEXIEM」を開発し、GREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施中だ。

NEXIEM

 MEMSドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホンで、LDACやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックにも対応。それでいてかなりの低価格となっているのが特徴だ。現在は1万1980円の超早割が利用でき、39%オフと高い割引率になっているほか、4月27日(日)16時までに「超超早割」「超早割」「セット早割」で注文すれば、4月末頃〜5月上旬の発送ができるよう準備しているという。

5ウェイのハイエンド、FIIO「FX17」

 毎回多くの新製品が展示されるFIIOだが、イヤホンの目玉は参考展示されていた「FX17」。10mmのリチウムマグネシウム合金ダイナミックドライバー、4基のKnowlesカスタム中高域BAドライバー、8基のZSOUND静電ドライバーを搭載した5ウェイ・マルチドライバー構成。チタン合金筐体も高級感がある。8Hz〜40kHzの高帯域再生に対応。海外では1499ドルとのこと。プラグは先の交換が可能で、3.5mm、4.4mm、Type-Cが標準で付属する。海外価格は1499ドル。

参考展示されていた「FX17」は、ダイナミック、BA4基、静電ドライバー8基を組み合わせた5ウェイマルチドライバーを搭載したハイエンド機種。

平面振動板を採用した「FP3」は実売1万8000円程度。特徴ある技術を低価格に提供してくれるブランドだ。

Noble Audioのフラッグシップ機は「浪人」から「将軍」に昇格

 Noble AudioはハイエンドのIn Ear Monitorの新機種「SHOGUN」ほか、新製品を展示。RONINの後継機種で、4つの異素材を組み合わせた13ドライバー構成。内訳はダイナミック、BA6基、EST(静電)4基、BC(骨伝導)2基という構成。8芯のカスタムケース部が標準で付属。米国での価格は3900ドルとのこと。

 低域の力感があり、各音の分離がクリアでとても聴きやすい点はさすがの音作りだ。

RONINを上回るパフォーマンスを提供する、ハイエンドイヤホンが「SHOGUN」だ。

コネクター部分が、刀のつかのようなデザインになっているのが面白い。

シェルにはカブトのようなイラスト。赤、黒、黄色を組み合わせた色合いが印象的だ。

チョーカーの部分に家紋のような意匠もあしらわれている。

 このほか、スパルタの王の名を冠した「AGIS II」やNoble Audioとしてはエントリークラスの「KNIGHT」なども展示していた。

 AGIS IIはスパルタカスの後継製品で、Sonion製のBAドライバーのうち2つをKnowles製に変え、2つのSonion製静電ドライバーを追加している。合わせてダイナミックドライバーや骨伝導ドライバーなども搭載している。

 KNIGHTはダイナミック、BAに加え、ピエゾドライバーを採用。異種ドライバーを組み合わせていい音を追求するNobleらしさが反映された製品と言える。

AGIS II

KNIGHT

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