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グーグル、Pixel 7aの一部にバッテリー膨張の不具合 無料交換など対応へ

2025年04月25日 16時05分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 グーグルは4月23日、同社のスマートフォン「Google Pixel 7a」の一部において、バッテリーが予期せず膨張する可能性があることを明らかにし、延長修理プログラムを発表した。対象となるデバイスについては、無償でのバッテリー交換などの対応を提供する。

Pixel 7aの一部でバッテリー膨張の可能性、無償交換へ

 今回のプログラムは、一部のGoogle Pixel 7aで確認されたバッテリー膨張問題に対応するものだ。グーグルは、問題が確認された対象デバイス(影響を受けるデバイス)に対し、無料でのバッテリー交換、またはその他の緩和対応オプションを提供するとしている。ただし、すべてのGoogle Pixel 7aで問題が発生するわけではなく、影響を受けていないデバイスはプログラムの対象外となる。

 バッテリー膨張の症状としては、デバイスの筐体が目視で膨らんでいる、通常より厚みが増している、バックカバーが浮き上がって隙間ができている、などが挙げられる。また、バッテリーの消耗が異常に早い、充電ができないといった症状が現れる場合もあるという。自身のデバイスが対象かどうかは、グーグルが用意する「登録ページ」で確認できる。

 影響を受けるデバイスと判断された場合、原則として1回限りのバッテリー無償交換を受けることができる。ただし、交換を受けるには、対象条件の確認とデバイス本体の物理的な検査が必要となる。液体による損傷や、落下による画面割れなど、他の破損が見られる場合は無償交換の対象外となったり、別途修理費用が発生したりする可能性がある。その場合は事前に見積もりが提示され、修理を進めるかどうかの判断をユーザーがすることになる。なお、このバッテリー交換によって、元の製品保証期間が延長されることはない。

 バッテリー交換は対象地域でのみ提供され、バッテリー在庫がなくなり次第終了となる。日本では、持ち込み修理センターでの対応が可能だ。米国やインドでは郵送修理にも対応している。もし、持ち込み修理センターでの対応が困難な場合などには、登録ページを通じて他の緩和対応オプションを申請できる可能性がある。保証対象外デバイス向けのオプションとしては、200USドル(または現地通貨相当)の支払い、もしくはGoogleストアで他のPixel製品購入に使える300USドル(同)相当の割引コード提供が挙げられる。保証対象デバイス向けには、456USドル(同)の支払いというオプションも用意されているが、これらの代替オプションは国や地域、保証ステータスによって利用が制限される。

 Google Pixel 7aを利用していてバッテリーの膨張などの症状が見られるユーザーは、まずグーグルの案内を確認し、自身のデバイスがプログラムの対象となるか確認することをおすすめする。

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