流しのタクシー減少時代に安心・確実な新機能
Uber Japanは4月23日、スマートフォンアプリ「Uber」を通じてタクシーを手軽に呼べる「Uber Taxi」の事前予約機能を、東京と大阪で正式にリリースした。これにより、利用者は乗車日の90日前から直前15分前まで、アプリ上で簡単にタクシーを予約できるようになった。
近年、都市部では流しのタクシーが減少し、道端でタクシーをつかまえることが難しくなっている。背景には、過去10年でタクシー運転手が約40％も減少し、ドライバー不足による供給力の低下が深刻化していることがある。
Uber Japanが新たに提供する事前予約機能は、こうした「タクシーが捕まらない」不安を解消するサービスだ。乗車予定日の90日前から15分前までアプリで予約でき、業界唯一の「ドライバー事前確定制度」により、乗車予定日の前日から7日前に担当ドライバーが確定する。これにより、ビジネスや旅行など計画的な移動が求められる場面でも安心してタクシーを利用できる。
予約手数料は一律700円で、乗車料金は通常のUber Taxiと同様にメーター制。迎車料金（タクシー会社により異なる）やアプリ手配料（東京23区のみ）が別途発生するが、料金体系が明確で初めてのユーザーも安心だ。Uberアプリには自動決済やドライバーとのチャット機能、多言語対応、乗車後の評価制度など、先進的な機能が多数搭載されている。クレジットカードなどの事前登録により降車時の支払いもスムーズで、外国人観光客にも対応する約50言語の自動翻訳チャットを活用できる。
さらに、月額498円・年額3998円の「Uber One」に加入すれば、高評価ドライバーとの優先マッチングや、乗車料金の10％分がクレジットとして還元される特典も受けられる。Uber Japanは、事前予約機能を2025年中に全国主要都市へ拡大し、深刻化するタクシー不足時代に新たな移動の選択肢を提供していく方針だ。
