
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、4月15日午後5時15分(日本時間)に、東京リージョン(AP-NORTHEAST-1)の特定のアベイラビリティゾーン(apne1-az4)でAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)インスタンスに接続障害が発生していると発表した。AWS CodeCommit、AWS Transit Gateway、Amazon Elastic Container Serviceなど12種のサービスに影響が及んでいる。
午後5時21分には、復旧の兆しが見え始めているものの、完全な復旧に向けて引き続き監視と対応を続けているとAWSは報告。また、他のAWSサービスにも同様の影響が出たが、回復傾向にあるという。AWSは今後30分から60分以内に、さらなる最新情報を提供するとしている。
(追記)AWSは、障害の詳細と復旧状況について新たに発表した。障害は2025年4月15日午後4時40分から午後5時43分(日本時間)にかけて、東京リージョンのapne1-az4アベイラビリティゾーン内の一部EC2インスタンスで発生。主電源と予備電源の両方が停止したことが原因だったという。この影響により、該当インスタンスの接続障害や、インスタンスを利用するAWSの各種APIでエラーや遅延が発生した。エンジニアが数分以内に自動的に対応を開始し、復旧作業にあたった結果、現在はサービスは正常に稼働しているという。
障害の影響を受けた一部のインスタンスやボリュームについては、引き続き復旧作業が進められているが、早期の復旧を希望する場合は新たなインスタンスやボリュームへの置き換えを推奨している。今回の障害が再発する可能性は低いとしている。最終的に合計14種のサービスに影響が及んだ。
