このページの本文へ

電動キックボードの首都高進入を防ぐ技術、Luup競合が導入

2025年04月15日 11時45分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 電動モビリティのシェアリングサービスを展開するLimeは4月11日、「ジオフェンシング技術」を活用し、電動モビリティの首都高速道路への誤進入を防止する取り組みを開始した。

 ジオフェンシングは、GPSなどの位置情報を使い、地図上に仮想的な境界線を設定することで、車両がそのゾーンに入ると自動的に速度制限や停止をする仕組み。ユーザーの操作に頼らず、システム側で安全性を確保できる。対象エリアは渋谷(上り)、新宿、池袋の首都高速道路入り口など、誤進入リスクが高いとされる場所から始まり、今後も順次拡大予定だ。

 また、Limeはビーコンを活用した駐車違反対策も強化している。東京都内の約50ヵ所のポートにビーコンを設置し、車両をポートの3m以内に返却しないとアプリ上で利用終了できない仕組みを導入済みだ。これにより、指定エリア外への駐車を防ぎ、都市環境や歩行者の安全にも配慮した。2025年6月までには、既存の全ポートへのビーコン導入を完了させる計画だ。

 Limeは世界最大級のシェア型電動モビリティ企業。電動キックボードや電動自転車、電動モペッドなどをアプリで手軽にレンタルできるサービスを展開している。Luup同様、都市部のラストワンマイル移動や観光、日常のちょっとした移動に使われている。

 

■関連サイト

カテゴリートップへ

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン