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冷却、静音性抜群な「WINDFORCEクーリングシステム」に注目!

ゲーム、創作、編集に没頭できる「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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フレームレート爆上げのDLSS MFGが強烈

 ここからは人気、最新のゲームタイトルを使って、パフォーマンスをみていこう。人気の「モンスターハンターワイルズ」からチェックしていく。

 解像度は3840×2160ドットで、「テクスチャ品質」はVRAM16GBが活きる「最高(高解像度テクスチャ)」を選択したほか、フレーム生成を「オン」、レイトレーシングを「高」に設定した。この画質設定をベースに、アップスケーリングの品質をネイティブ解像度となる「DLAA」と「バランス」に切り替えた。。フレームレートは、水が豊かな森林フィールドとなる「緋の森」を一定ルート移動した際を「CapFrameX」で記録している。

 4Kでレンダリングされる「DLAA」でも、フレーム生成を使うことで、avgはギリギリだが60fpsを維持し、min(1% Low)も30fpsを超えている。プレイ感は悪くないが、品質を「バランス」にすることでより滑らかにプレイできるフレームレートになっている。

 続いてプレイしたのは、「Microsoft Flight Simulator 2024」だ。モンハンワイルズと同じく、4K解像度を選び、画質はプリセットで最高となる「ウルトラ」、フレーム生成「オン」に設定した。アップスケーリング品質は、「DLAA」と「バランス」を切り替えた。フレームレートの計測には、「CapFrameX」を使い、シンガポールを5分間低空飛行した際とした。

 モンハンワイルズに近い結果で、「バランス」品質に設定することで、余裕を持って60fpsオーバーを維持し、4K解像度で快適なフライトを楽しめた。

 3本目は最新タイトルの「アサシン クリード シャドウズ」だ。画質はプリセット「最高」、フレーム生成「オン」をベースに、アップスケーリングは「DLAA」と「バランス」を選んだ。フレームレートはゲーム内ベンチマークを使用し、avgとminを抽出した。

 フレームレートの傾向は、ここまでと同じだ。ネイティブ解像度の「DLAA」だと、もうひと伸びが欲しい60fps前後に留まっているが、アップスケーリング品質を「バランス」に設定することで、快適なプレイが可能なフレームレートにまで伸ばしている。

 最後はGPU負荷よりも、VRAM容量が効くゲームタイトルの「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」をみていこう。GeForce RTX 5000シリーズで使えるマルチフレーム生成「DLSS 4 MFG(Multi Frame Resolution)」をサポートしているのがポイントだ。

 画質は上から2つ目の画質プリセットとなる「ウルトラ」、超重たい「パストレーシング(フルRT)」を「フルRT」に設定している。アップスケーリングは「バランス」を選び、マルチフレーム生成は「MFG×2/×3/×4」を試した。

「テクスチャのプールサイズ」はVRAM16GBに収まるように、「高」に設定した。なお、搭載VRAM容量を超えると、フレームレートは数fpsまで低下し、設定もまともにできなくなる

 従来のフレーム生成と同じ、MFG×2でもスムーズにプレイできる60fpsを超えているが、RTX 5000シリーズのマルチフレーム生成使用時は、avgが最大で100fps台まで伸び、min(1% Low)も余裕で60fpsを超えている。モンハンワイルズや、Microsoft Flight Simulator 2024などもDLSS 4 MFG対応が待ち遠しいところだ。

100点満点なVGAクーラー

 パフォーマンスに続いては、「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」が搭載する重厚VGAクーラーの冷却性能と静音性を確認していこう。

 ストレステストにはMicrosoft Flight Simulator 2024を使用し、リプレイデータを使って12時間ほど飛行した。モニタリングソフトウェアの「HWiNFO64 Pro」を使って、飛行中のGPU温度(GPU Temperature)と、メモリー温度(GPU Memory Junction Temperature)を記録している。

Microsoft Flight Simulator 2024プレイ時の温度推移

 12時間飛行時の後半30分間を抽出したが、GPU温度は最大でも60度で、おおむね55~57度台で推移している。GPUよりも発熱するGDDR7メモリーも、58~62度で推移と不安のない温度になっている。

 とくにGPU温度が、セミファンレス動作のしきい値となる55度前後なのもポイント。トリプルファンの回転率/回転数は最大で38%、1200rpm台弱の低速回転ながら、しっかりと放熱できている。

 文句なしの冷却性能に続いては、動作音を確認していこう。各種ベンチマーク実行時の騒音値を、テストPCから40cmほど離れた位置で測っている。

 テストPCはラジエーターファンと、ケースファンの回転数を静音志向にカスタマイズ。「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」のファンが停止している状態(アイドル時)は、35.8dBAと静かだ。

 結果はいずれも36dBA台と”超静か”のひと言だ。「Al Image Generation Benchmark - Stable Diffusion XL (FP16)」実行時が、回転率45%、回転数1420rpmと最もファン回転数は高くなったが、それでも騒音値は36.6dBAと静かなのがポイント。

 Microsoft Flight Simulator 2024の12時間プレイ時を含めて、ファン回転数はおおむね30%台と、低速回転でも激冷えを実現している。これからの季節は室温が上昇するが、この冷却性能なら、静音性を維持できそうだ。

長時間ワークロード時も抜群の冷えと静粛性を発揮

 12時間、GPU負荷が90%を超えていた状態でも、激冷え、静かだった「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」が搭載した、最新世代「WINDFORCEクーリングシステム」採用のVGAクーラー。高負荷ワークロードが長時間続く、編集作業、創作などのクリエイティブな作業時や、ゲーミング時に、ビデオカードの動作音が邪魔されることなく集中できることだろう。

 GeForce RTX 5070 Ti搭載ビデオカードの購入を考えているクリエイター、ゲーマーは、「GeForce RTX 5070 Ti AERO OC 16G」に注目だ。

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