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1億2百万画素ラージフォーマットセンサー採用「GFXシリーズ」初のレンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM GFX100RF」新発売

富士フイルム
2025年03月21日

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富士フイルム
GFX史上 最軽量を実現、異次元の高画質の撮影体験をさらに多くのユーザーへ

 富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー(※1)を搭載した「GFXシリーズ」の最新モデルとして、「FUJIFILM GFX100RF」(以下、「GFX100RF」)を2025年4月10日より発売します。
 「GFX100RF」は、1億2百万画素高速センサー「GFX 102MP CMOS II」と最新の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載した、「GFXシリーズ」初となるレンズ一体型デジタルカメラです。レンズや本体の設計を徹底的に見直し、レンズ一体型ながら「GFXシリーズ」では最軽量となる、質量約735g(※2)を実現。異次元の高画質の撮影体験をさらに多くのユーザーにお届けします。



 「GFX100RF」は、当社が長年提供してきた写真フィルムや、アナログカメラなどに由来する9種の多彩な撮影フォーマットをシンプルな操作で切り換えられる「アスペクト比切換ダイヤル」を初めて搭載しました。被写体や撮影意図に応じて、アスペクト比をダイヤルで切り換えて選択するというアナログな操作感が、撮影体験をより楽しくさせます。また、「GFX100RF」は当社として初めて、精密なアルミの削り出し加工を施したカメラ軍艦部を採用。レンズリングやダイヤル類、底面プレートなど細部のパーツにも同様に削り出し加工を施すことで、カメラを手に持った時に感じる金属の質感とデザインの統一感が一層高まり、所有する悦びを感じられるデザインに仕上がりました。また、新開発の35mmF4レンズ(35mm判換算28mm相当)が生み出す汎用性の高い画角と、最新のAI技術による被写体検出AF、高速・高精度AF機能により、趣味のスナップ撮影から、ルポルタージュ撮影などのプロの撮影現場までさまざまなシーンで卓越したパフォーマンスを発揮します。
「GFX100RF」は、当社が長年多様な製品・サービスの提供を通じて写真文化の発展に貢献してきた歴史と最先端技術・デザインを融合させた特別な一台です。

※1 対角線の長さが55mm(横43.8mm×縦32.9mm)で、35mm判の約1.7倍の面積を持つイメージセンサー。
※2 付属バッテリー、メモリーカードを含む。

1.製品名、発売日、価格



2. 製品特長
1) ラージフォーマットによる異次元の高画質を、圧倒的なコンパクトボディで実現
・「GFXシリーズ」史上最軽量となる質量約735gを実現。大幅な小型化・軽量化を実現するため、レンズを新規開発し、カメラボディ内部構造の徹底的な見直しと最適化を行いました。レンズ一体型デジタルカメラながら、これまで「GFXシリーズ」最軽量モデルだったGFX50Rの質量775g(ボディのみ)に対して大幅な軽量化を実現しました。
・1億2百万画素ラージフォーマットセンサー「GFX 102MP CMOS II」と高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載。新規開発レンズと色再現技術により、「GFXシリーズ」ならではの卓越した描写性能を実現しました。「GFX 102MP CMOS II」は、画素構造とマイクロレンズの進化により、広いダイナミックレンジ、低ノイズ撮影を可能にするとともに、周辺画質やAF精度をさらに向上させ、「GFXシリーズ」が誇る異次元の高画質をお楽しみいただけます。

2) 歴史と最先端が融合した、ラージフォーマットの魅力をさらに引き出す充実の機能と
   プロダクトデザイン
・当社のデジタルカメラとして初めて、カメラの軍艦部をアルミから切削加工のみで製造しました。レンズリングやダイヤル類、底面プレートなど、細部に至るまで精密なアルミ削り出し加工を施し、カメラを手に持った時の金属の質感、デザインの統一感を高めました。これにより、カメラ本体やダイヤルの存在感が際立ち、高級機にふさわしい洗練されたデザインを実現しました。



・カメラ背面上部に、当社初となるアスペクト比切換ダイヤルを搭載。当社が創業以降、静止画や動画のフォーマットとして提供してきた9種の多彩なアスペクト比を、シンプルな操作で切り換えることができます。今回、新たに「3:4」と「17:6」のアスペクト比を加えました。被写体や撮影意図に合わせてアスペクト比を選ぶという工程が、ラージフォーマットの撮影体験をより楽しくさせます。
・1億200万画素の高画素を生かしたデジタルテレコン機能をさらに使いやすくするため、カメラ正面にデジタルテレコン切換レバーを搭載。レバー操作で素早く直感的に画角を選択できます。
35mm(35mm版換算28mm)で設計された画角を45mm(35mm判換算36mm)相当、63mm(35mm判換算50mm)相当、80mm(35mm判換算63mm)相当の画角へ3段階にわたって切り換え可能で、さまざまな撮影シーンに柔軟に対応します。



・3.15型210万ドット2軸チルト液晶モニターを新規採用し、モニターの3:2のアスペクト比に合わせて撮影時のアイコンを最適配置する新しいユーザーインターフェースを搭載。没入感の高い撮影を可能にしました。また、アスペクト比に応じて撮影範囲外を半透明やラインで表示するサラウンドビュー機能を新搭載。ファインダーを覗きながら、レバーで簡単に切り換えが可能で、EVFながらOVFのようにフレーム外を意識した撮影体験を提供します。



3) 35mmF4専用レンズ一体設計が叶える、小型化と卓越した描写性能
・「GFX100RF」専用の35mmF4レンズを新規開発しました。フォーカルプレーンシャッター方式の代わりにレンズシャッター方式を採用したレンズ一体型設計により、バックフォーカスを短縮。これにより生まれたスペースを活用し、レンズやカメラの構成部品の配置を最適化することで、大幅な小型化を実現しました。
・35mm(35mm判換算28mm相当)の汎用性の高い画角は、風景、旅行、スナップ、ポートレートなど幅広いシーンに対応。小型化による機動力の向上、撮影の自由度をさらに高めます。
・2枚の非球面レンズを採用した、8群10枚のレンズ構成により、球面収差や像面湾曲などを抑制し高い解像性能を発揮。曲率が大きいレンズに最適化したナノGIコーティングを新規に開発し、レンズ周辺部まで光の反射を抑制したことで、「GFXシリーズ」に相応しい卓越した解像性能を実現しました。
・レンズ先端から最短20cmまで被写体に近づいて撮影が可能。ラージフォーマットながら小型軽量のボディ設計を生かし、被写体に近づきながら軽快な撮影をお楽しみいただけます。
・GFXシリーズで初めて、カメラ内部に4段分のNDフィルターを搭載。光量が多い環境での開放での撮影や、スローシャッターでの撮影時に有効です。
・シャッター速度に関わらずフラッシュ撮影が可能なレンズシャッターにより、日中の屋外での撮影であってもシャッタースピードの自由度が増し表現の幅を広げます。

4) 高速・高精度AFから4K/30P動画撮影まで、幅広いシーンで活躍する高いパフォーマンス性能
・アルゴリズムの刷新により進化したAF予測機能と顔・瞳AFを搭載。さらに、ディープラーニング技術を活用したAI被写体検出AFにより、動物や車両、鳥や飛行機など多様な被写体を認識します。動画撮影ではトラッキングAF機能を強化し、タッチ操作で簡単に被写体を追尾可能。静止画・動画のいずれでも高い追従性能を実現し、快適な撮影体験を提供します。
・ファインダー倍率0.84倍、576万ドットの高倍率・高精細のEVFを搭載。ファインダー使用時に、瞳の位置ずれにより発生する像流れや歪みを抑制し、高い視認性を実現します。
・毎秒30フレームの滑らかな4K/30P 4:2:2 10bit動画撮影に対応。ISO100の常用感度設定で広いダイナミックレンジと低ノイズでの撮影を可能にするほか、13+stop(※3)の「F-Log2」により階調豊かな映像表現とポストプロダクションでの高い柔軟性を提供します。
・クラウドサービスFrame.io Camera to Cloudに対応。動画・静止画ファイルを直接Frame.ioへアップロードできるため、撮影から編集までワークフローを飛躍的にスピードアップさせます。
※3 当社内部測定。

5) 実用性と洗練されたデザインが融合した、製品の魅力をさらに引き立てる同梱アクセサリ
・プロテクトフィルター「PRF-49」を同梱。専用アダプターリングと組み合わせることで、防塵・防滴を実現。小雨や埃が舞うアウトドア環境下でも安心して使用いただけます。
・精密なアルミ切削加工による専用レンズフードと専用アダプターリングを同梱。洗礼されたデザインと遮光性を両立します。
・「GFXシリーズ」で初めてデザイン性の高いロープタイプのショルダーストラップを同梱。洗練されたカメラデザインを引き立てます。

専用レンズフードと専用アダプターリングを同梱




【関連情報】
FUJIFILM GFX100RF 製品映像: