親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第314回
東京都の「若者の消費者被害に関する調査」より
若者の3割がトラブル被害! インターネット通販の被害額は高額化傾向に
2025年03月18日 09時30分更新
若者の3割がインターネット通販でトラブル被害
若者はどんな消費者トラブルにあっているのか。東京都の「若者の消費者被害に関する調査(令和6年度)」(令和6年9月)を見てみよう。
おすすめの関連記事
Instagramの利用時間を制限しよう! スリープモード設定でやめやすく
さまざまな消費者トラブル被害経験の有無を聞いたところ、「インターネット通販」において、「被害にあったことがある」と「被害には至らなかったが、問題を感じたことがある」の合計が30.3%と約3割を超えた。令和2年の調査から7ポイント以上の増加となっている。
消費者トラブルで被害にあった人に被害金額を聞いたところ、「10万円未満」が全体の半数以上を占め、最多は「1万円以上5万円未満」だった。一方、「100万円以上」の被害者もおり、なかには500万円以上被害にあった人もいる。
インターネット通販の利用が増えたことで被害が増加したこと、被害額が高額化する傾向が分かる。
注意喚起情報を入手しやすいのは「SNS」「ウェブサイト」
注意喚起情報を入手しやすいメディアは、X(Twitter)、Instagram、TikTok、LINE、Facebookなどの「SNS」が4割以上で最多に。次いで、「ウェブサイト(スマートフォン・タブレット)」が3割以上、「動画サイト」「ウェブサイト(パソコン)」が2割以上など、インターネット関連のメディアが上位を占めた。
インターネットを舞台にした消費者トラブルは増えている。被害内容やトラブルの注意喚起も、SNSやウェブサイトなどのインターネットメディアを通すと、消費者に伝わりやすそうだ。ぜひ参考にしていただけると幸いだ。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

この連載の記事
-
第350回
デジタル
JKの6割はチャッピー(ChatGPT)に恋愛相談経験あり -
第349回
デジタル
あなたの投稿も使われる! Grokの学習を拒否する設定方法教えます -
第348回
デジタル
生成AIのファクトチェックは5割強!? 「AIはアシスタントで自分はその●●」と考えて利用すべし -
第347回
デジタル
依存にならないスマホ制限方法を紹介! でも必ず抜け道があるので「子どものやる気」が必須 -
第346回
デジタル
LINEリニューアルの変更点を徹底紹介! 「LINE VOOM」が「ショッピング」に!? -
第345回
デジタル
すでにテレビCMは1割! 大学生・大学院生はSNSとYouTubeで広告を見ている -
第344回
デジタル
情報収集のX、暇つぶしのTikTok、有名人・知人の動向はインスタ -
第343回
デジタル
スマホ故障に備えてLINEのトーク履歴を自動バックアップする設定を覚えよう -
第342回
デジタル
動画系SNSは新聞より陰謀論にはまりやすくなる傾向あり -
第341回
デジタル
すでに5人に1人が生成AIで検索中! 10代ではChatGPTがYahoo!より使われている -
第340回
デジタル
LINEで過去のトークを簡単に検索する方法を画面付きで紹介 - この連載の一覧へ



