KDDIはデータセンターやネットワークの障害対応に生成AIを最大限活用! コンビニの未来化も
2025年03月07日 09時30分更新
モビリティ社会や国際宇宙ステーションまで
広がるKDDIの技術
さらに、KDDIが思い描く未来のモビリティ社会のビジョンも紹介。2030年代の社会を想定したジオラマ展示では、自動車だけでなく、デリバリーロボットやドローンなど、多様なモビリティがシームレスに連携し、人々の生活を豊かにする様子をジオラマ模型で展示。
KDDIは、高品質な通信回線とグローバルなネットワークの提供実績を活かし、自動運転社会の実現を支えるとともに、モビリティコントロールセンターによる遠隔監視や制御を通じて、モビリティの安全な運行を支援する。
デジタルツインに関連した展示として、国際宇宙ステーション(ISS)を物理現象からビジュアルまでを極めて繊細に再現。宇宙に行かずとも、あるいは宇宙に行く前に、宇宙環境での実験や訓練を行うためのプラットフォームとしての活用が期待されている。
今年中には、実際にISSに環境データを収集するロボットが打ち上げられる予定で、そこで得られた放射線量や温度、湿度などのデータがこのデジタルツインに反映され、より実証実験に適した環境へと進化するとのこと。ブースでは、ゲームコントローラーを使ってデジタルツイン内のロボットを操作する体験も提供され、宇宙空間にいるかのような感覚が体験できる。
国内での「povo」の新たな取り組みについても紹介しており、OTT(Over The Top)プレイヤーとの連携を強化するSDKを開発し、パートナー企業のアプリケーションを通じて、povoのモバイルデータの購入やeSIMの契約を可能となっている。
例えば、動画ストリーミングサービスのアプリ上で、視聴中にデータ容量が不足した場合でも、アプリを離れることなくpovoのデータを購入したり、eSIMを契約したりできる。これにより、顧客はよりスムーズにサービスを利用でき、パートナー企業にとっては新たな収益機会の創出に繋がるとのこと。
また、昨年から開始されているローソンとの連携も紹介。ローソンの店舗で簡単にpovoのデータを入手できる仕組みも、このSDKを活用して実現されている。これは、オンラインだけでなく、街中のコンビニエンスストアを接点として、より多くの顧客を獲得するための重要な戦略となる。

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