激冷え、静か、白色クーラーを装備するGIGABYTEのGeForce RTX 5080
4K解像度で狩猟を満喫
続いては、「モンスターハンターワイルズ」の公式ベンチマークを試していこう。解像度は4Kで、「グラフィックプリセット」は「ウルトラ」、「フレーム生成:ON」、「レイトレーシング:高」に設定した。「アップスケーリング(超解像技術)」は「NVIDIA DLSS」を選び、「アップスケーリングモード」は「NVIDIA DLAA」と「バランス」でベンチマークを実行している。
リザルト画面で表示される平均フレームレートをまとめた。ともに60fpsを余裕で超えるフレームレートで、「AORUS GeForce RTX 5080 MASTER ICE 16G」は「DLSS:バランス」設定時は2万スコアを超え、「非常に快適にプレイできます」を獲得している。
レイトレ効かせた重量級ゲームを快適4Kプレイ
次は、「DLSS MFG」に対応したゲームタイトルをプレイしていこう。まずは「サイバーパンク2077」からだ。解像度は4Kで、画質設定は「クイックプリセット」で「レイトレーシング:オーバードライブ」を選択している。「解像度スケーリング」を「DLSS Super Resolution」、「トランスフォーマーモデル」、「NVIDIA DLAA」と「バランス」に設定したほか、「Frame Generation:DLSS Frame Generation」、GeForce RTX 5080は「DLSS Multi Frame Generation」で「4×」を選択している。フレームレートは、ゲーム内ベンチマークで計測している。
DLAA、DLSS バランス設定時ともに、フレーム生成 2×時はGeForce RTX 4080とのフレームレート差は、正直微妙なところだ。しかし、DLSS MFGを利用すると、4Kゲーミングを快適に楽しめるフレームレートにまで、しっかりと伸びている。やや古めのタイトルではあるが、「サイバーパンク2077」を4K、レイトレーシングを効かせた最高画質で楽しめるのは間違いない。
同じく重量級ゲームタイトルでDLSS MFGに対応している「Alan Wake 2」も試してみた。解像度は4Kで、画質、レイトレーシングの設定は最も高画質になるように設定した。「レンダリング解像度」は「DLAA」と「バランス」、GeForce RTX 5080は「DLSS Frame Generation」で「2X」に加え「4X」で実行している。
「サイバーパンク2077」と同じく、最高画質、4K解像度でのプレイが厳しい「Alan Wake 2」だが、DLSSバランス&MFG 4×を使うことで、4Kプレイが実現可能になる。
モンハンワイルズは残念ながら、DLSS MFGには非対応だが、今後も確実に対応タイトルは増えていくだろう。4Kだけなく、横広々な3440×1440ドットなどのウルトラワイドでゲームを楽しみたいなら、DLSS 4 MFGを活用できるGeForce RTX 50シリーズは魅力的だ。
GIGABYTE最高峰のクーラーに不満なし
GIGABYTEの最新技術を満載し、空冷最高峰と言えるクーラーを搭載していると言える「AORUS GeForce RTX 5080 MASTER」シリーズ。トリプルファンの回転数を抑えて運用できる、高い冷却性能を備えた巨大なヒートシンクに、1100~3000rpmと広い回転数に対応するトリプルファンはゲーミング中の静音運用だけでなく、長時間の高負荷運用を行なうクリエイティブや、AI学習などにもおすすめできるだろう。
ケースボトムへの反射光で穏やかに彩るリングライティング「RGB HALO」は、ド派手ではないが垂直配置でなくとも良い感じだ。さらにICEシリーズおなじみのキレイなホワイトカラーのファンカバーに、AORUSロゴと、小型LCD「EDGE VIEW」で彩りは十分と感じた。今回組んだように、ホワイトコーディネイトしたピラーレスPCケースにもおすすめできる。







