激冷え、静か、白色クーラーを装備するGIGABYTEのGeForce RTX 5080

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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トリプルファンは大幅進化

 4スロットを占有する巨大なトリプルファンクーラーだが、見えないところにもこだわりが詰まっている最新「WINDFORCE Cooling System」が採用されている。

 そんなクーラーで、まず目に入るのはトリプルファンだろう。リング状のライティングを楽しめる「RGB HALO」も魅力のひとつだが、冷却ファンが従来から大きく進化しているのだ。

 それが上方に持ち上げられているファンブレードのエッジや、ブレード表面のスリットなどを備える「HAWK FAN」だ。そのスペックは驚きで、従来ファンから静圧(ヒートシンクに風をあてる圧力)が53.6%、風量が12.5%も向上しているという。そして、その向上した静圧、風量で高い静音性も実現している。

GIGABYTE最新ファンの「HAWK FAN」を3基搭載している

中央のファンは、一般的なファンとは逆に回転することで、隣接ファンの乱流を低減する「ALTERNATE SPINNING」仕様になっている

ブレード端のエッジに、ブレード上のスリットや凸部などで静圧と風量を、従来ファンから大幅に向上させている

ファンブレードの1ヵ所にLEDを搭載。回転することで、リング状のライティングを楽しめる

冷却のキモとなるヒートシンクにもこだわり満載

 「HAWK FAN」とクアッドファンを可能にする「SCREEN COOLING PLUS」だけでなく、巨大なヒートシンクにもこだわりが詰まっている。最大のトピックとなるのが、一般的なグリスの3~4倍の熱伝導率を持つ液体金属グリスと、塗布しやすいシリコングリスの特性を持つ、GPUコア用グリス「Composite Metal Grease」と、メモリーチップと電源回路用の「Server-Grade Thermal Conductive Gel」だ。

液体金属グリスとシリコングリスの良いところを併せ持っているという「Composite Metal Grease」が使われている

GPUコア部を確認すると、メモリーチップと電源回路がヒートシンクのベイパーチャンバーベースに、密着しているのがわかる

映像出力端子側の電源回路部。こちらも熱伝導ゲルで密着している

 当然、ヒートシンクも空冷最高峰に相応しい最新技術が満載されている。効率よく熱を伝達するベイパーチャンバーや、GPUコアとメモリーの熱を素早くヒートシンクに移動する毛細管構造採用の「Superconducting Heat Pipes」、2種類の高さ、角度のフィン設計にすることで、フィン間を空気が効率良く流れる「Angular Fin Design」といった技術が盛り込まれている。

ヒートシンクには、ベイパーチャンバーが採用されている。GPU、メモリー、電源回路の熱を効率良くヒートシンクに伝える

「Angular Fin Design」。高さと角度の異なるデザインのフィンを採用することで、ファンからの風を効率よく流れるという

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