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インターネットの「見えない世界」― その実態を形にする試み

エクイニクス・ジャパン株式会社
2025年02月12日

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エクイニクス・ジャパン株式会社
ファッションとテクノロジーが交差したユニークな試みを通じて、インターネットの具現化された姿を見てみましょう

エクイニクスはこのたび、ファッションデザイナーのマキシミリアン・レイナーと提携し、インターネットを表現したドレスのローンチを発表しました。
インターネットは、私たちの日常生活に欠かせない存在と言っても過言ではありません。一般の人が使えるようになってから30年以上が経ち、コミュニケーション、医療、教育、ビジネス、エンターテインメントなど、さまざまな分野で改革をもたらしてきました。


今やインターネットは、私たちの生活や仕事に深く浸透しており、まるで形のないもののように感じられます。しかし、その裏には、光ファイバーケーブルやルーター、スイッチ、ファイアウォール、衛星、海底ケーブル、そして世界各地にあるデータセンターといった、物理的なインフラストラクチャが広がっています。これらの技術と、それを支えるエンジニアの存在が、私たちのデジタル体験を支えているのです。


エクイニクスは、この「見えない世界」を可視化するため、ロンドンに拠点を置く、ファッションデザイナーのマキシミリアン・レイナー(Maximilian Raynor)と協力し、データセンターの素材を用いた唯一無二のドレスを制作しました。光ファイバーケーブル、金属ワッシャー、ボルトなど、データセンターで実際に使われている素材で作られたこの作品は、私たちの時代を支えてきた精緻で複雑なネットワークを象徴しています。



図1:データセンターのケーブルで作られた見事なドレス

世界にただひとつの、特別な一着

図2:3,600メートルの光ファイバーケーブルで仕立てられた衣装


レイナーと彼のチームは、光ファイバーケーブルや金属ワッシャー、ボルトなど、データセンターに実際に使われている素材を組み合わせ、この作品を完成させました。


図3:ドレスの背面ビュー

重さは25キログラム(約55ポンド)。使用されたネットワークケーブルの総延長は、オリンピックプール72個分の長さに相当します。これらのケーブルと、それを収納するデータセンターこそが、世界規模のインターネット接続やAIを支える基盤となっています。
デザイナー: マキシミリアン・レイナー

図4:マキシミリアン・レイナーと彼の作品


レイナーは、実験的なテキスタイルや従来の枠にとらわれない素材を活用する美学で知られるデザイナーです。彼とチームは、640時間を費やし、このプロジェクトを形にしました。


データセンターに一度も足を運んだことのないレイナーは、エクイニクスのデータセンターを訪れた際、そのスケールの大きさに驚いたと語っています。


マキシミリアン・レイナーのコメント
私たちはクラウドを、空中に浮かぶ実体のないもののように考えがちです。でも、ここに来ると、スマートフォンやPCでやりとりするデータのすべてが、実際には物理的なものに支えられていることを実感できます。


エクイニクスのデータセンターがデザイナーに与えたインスピレーションについて、以下の動画でご覧ください。