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JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lをレビュー

【めちゃ綺麗!】サムスンディスプレイ製量子ドット有機ELパネルがスゴイ32:9ディスプレー、発色・色再現性よくゲームに役立つ機能も豊富!

文●宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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発色のよさはかなりのもの
本機を活かすには高性能PCも用意したい

 では、JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lを実際に使ってみよう。机上に置いてみると、パネルの横幅があるため、占有面積はかなり広め。そのため、使用する際はしっかり場所を確保したほうがよいだろう。ただ、位置調整機能は豊富に用意されているので、視点の位置を画面中央に据えるのは容易だ。

 また、パネルの曲率のR1800は上から見るとかなり大きな湾曲なのだが、実際に正対する位置に座ってみると曲面をそれほど意識することはない。さらに、視野角が広いことも手伝って、画面端の輝度のバラツキや色ムラが発生しない点もうれしいところ。

JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lを上から見るとかなり湾曲しているように思えるが、正面から見るとあまり曲面を意識することはない

 そして、やはりJN-QOLC49G144DQ-HSC9Lは、画面の美しさが印象的だ。とくに風景画などの自然の発色が良好で、動画を視聴した際の映像がかなり秀でている。また、ゲームでも美麗な画面でプレーすることができ、没入感も申し分なしだ。

 そして、GeForceシリーズのGPUでFreeSyncの恩恵が得られるのかどうか、「GeForce RTX 5090」(以下、RTX 5090)を搭載したPCにJN-QOLC49G144DQ-HSC9Lを接続してみたところ、G-SYNCの互換性動作である「G-SYNC Compatible」として動作した。そのため、Radeonシリーズを用意せずとも、スタッタリングやティリングを抑えることができるのはありがたい。

FreeSyncを有効にしてRTX 5090に接続してもG-SYNC Compatibleとして動作する

 ただ、JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lをゲーミング用途で使う場合、弱点もある。それは広大な解像度を生かすためには高性能なPCが要求されるということだ。試しにRTX 5090とCPUにCore i9-14900Kを搭載したPCでレースシムの「F1 24」に用意されたベンチマークモードを実行してみたところ、3840×2160ドットと近い結果が得られている。

 そのため、5120×1440ドットでのゲームプレーは、3840×2160ドットに近い描画負荷が掛かっていることがわかる。今回はハイエンドのスペックを備えたPCを用意したためそれなりにフレームレートは高いが、JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lにおいてフルスクリーンでゲームを快適に遊びたいと考えるのであれば、3840×2160ドットで高フレームレートが発揮できるPCが必要と捉えるといいだろう。

フルスペックで高負荷なタイトルをガッツリ遊ぶには、高い性能のゲーミングPCが必要となる

 また、Palystation 5などのゲーム機と本機を接続する際、5120×1440ドットといったウルトラワイドはサポートされていないので、そのままで非常に横に長い画面となってしまう。そのため、OSDメニューからアスペクト比を1:1に設定するか、PBPを使って片方の画面をゲーム機に割り当てると使い勝手がよいだろう。

価格は直販サイトで19万9800円
さまざまな用途で活躍できる1台

 JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lの価格は、直販サイトで税込み19万9800円と、このスペックで20万円を切っているのは驚きだが、Amazonであれば2025年1月末の時点で税込み18万1636円とさらに安価で購入できる点はありがたい。

 量子ドット技術と有機ELを併用したパネルを採用したことで、申し分のない高い画質を実現しており、ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも魅力的な存在だ。しかも、5120×1440ドットという広い解像度はちょうど2560×1440ドットを2枚横に並べたものと同じなので、デュアルディスプレーを使っている人であれば、JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lの使い勝手のよさは想像しやすいのではないだろうか。

 JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lは、広い画面を活かし仕事でも効率を高めることができ、ゲームにクリエイティブと幅広い用途で活躍できるディスプレーといっていい。

JN-QOLC49G144DQ-HSC9Lの主なスペック
パネル 49型QD-OLED(量子ドット有機ELパネル)
解像度
アスペクト比
5120×1440ドット(32:9)
表示色 10.7億色(sRGB:148%、DCI-P3:115%)、キャリブレーションレポート付き
輝度 250cd/m2
コントラスト比:1500000:1
視野角 178度(水平)/178度(垂直)
リフレッシュレート 最大144Hz
応答速度(最大) 0.1ms/0.03ms(GtoG)
インターフェース HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C、USB-A 3.0:KVM、RJ45(1000BASE-TX)、オーディオ出力ほか
スピーカー 5W×2
チルト -5度~20度
スイーベル 右20度/左20度
高さ調整 120mm
ピボット -
サイズ/重量 約1200(W)×170~360(D)×448~568mm/約9.7kg
そのほか AMD FreeSync、HDR400相当、USB PD(最大90W)、KVM、VESAマウント(100×100mm)
直販価格 18万1636円

(提供:株式会社JAPANNEXT)

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