カシオ計算機は、ソーラーパネルの配置を工夫したミニマルデザインと、長く愛用できるエコ素材を採用したデザイン電卓『Comfy JT-200T』を1月30日に発売する。直販価格3850円。同製品は、優れた操作性と環境配慮型の設計で、電卓60周年を迎えるにあたり、電卓に求められる要素を検証・再編成し、長く愛用できるように特長を備えたモデルとなっている。
ミニマルデザインとエコ素材で長く愛用できる電卓
『Comfy JT-200T』は、操作性を向上させるためにソーラーパネルを本体上部の側面に配置。これにより、従来のソーラー電卓のように操作面に不要な要素が入ることを防ぎ、洗練されたミニマルデザインを実現している。また、1972年発売の「カシオミニ」で採用された視認性の高いフォントを踏襲し、柔らかな印象を与える。
本体外装には、再生樹脂と鉱物・マイカを混合した環境配慮型素材を採用。傷が目立ちにくく、飽きの来ない落ち着いた質感に仕上げられている。さらに、裏面には開閉式スタンドを備え、スタンドを開くことで最適な8度の傾斜が生まれ、閉じれば平らになり持ち運びにも便利だ。
カラーバリエーションは、現代のライフスタイルに調和するくすみカラー5色(オフホワイト、ダークグレー、グレイッシュピンク、グレイッシュグリーン、グレイッシュブルー)をラインナップ。どの空間にも自然に馴染む優しい雰囲気が特徴だ。
1965年に電卓「001」誕生
電卓60周年を迎える
カシオ計算機の電卓事業は、1965年に世界初のメモリー機能付き電卓「001」の誕生から始まり、今年で60周年を迎える。同社の電卓は現在116ヵ国で展開され、累計出荷台数は18億台を突破。環境負荷低減の取り組みとして、2023年6月にはパッケージを紙素材に変更し、プラスチック使用量を約81%削減している。
今回の記念モデル発売に合わせ、特設サイト「これまでも、これからも。すべての人の信頼に“こたえる”電卓を、カシオから。」を開設。同社は年間を通じて新製品を継続的に発表し、ユーザーが製品を体験できる場を提供する施策も検討している。
『Comfy JT-200T』は、日常に寄り添いながらも持続可能な未来を意識した新しい電卓の形を提示しており、60年のノウハウを結集した一台として期待が高まる。
