高い障害物回避性能と拭き掃除機能を備える
「Roborock S8 MaxV Ultra」
ロボロックは、エコバックスと並ぶ中国を代表するロボット掃除機メーカー。フラッグシップモデルである「S8 MaxV Ultra」はゴミ収集やモップの洗浄・乾燥などに加えて、洗剤の自動投入までできる5Way全自動ドックを付属するのが特徴だ。
本体には最大毎分4000回高速振動するモップパッドが装着でき、床にしっかり押しつけて拭き掃除する。
掃除する場所に合わせて2つのモップが自動でリフトアップし、カーペットなどを濡らさずに掃除できるほか、メインブラシもリフトアップして水拭き掃除だけの動作もできる。ゴミの吸引、拭き掃除機能のバランスがよい印象だ。また、掃除中にペットの写真を自動撮影できるペットスナップ機能も面白い
伸縮するサイドブラシ
本体右手前のサイドブラシが自動的に伸縮。壁際や部屋の四隅にしっかりとアプローチでき、隅に貯まったゴミをしっかり掻き出してくれる。
独自の壁キワ用モップを配置
右上手前に回転ブラシ、後ろ側にモップを配置する基本的な構造。ブラシの下に最大毎分185回転する小型モップを配置し、部屋の隅まで水拭きができる構造だ。
洗剤の自動投入もできる
5Way全自動ドックには洗剤タンクを搭載しており、ユニリーバ製Roborock専用洗剤がセットできる。皮脂や汚れを効率よく除去できるほか、芳香成分も含まれる。
フローリングの目地方向も認識
アプリのマップが最もわかりやすく見やすい。障害物をアイコン表示するほか、目地の向きまで表示できる。吸引力・水拭き強度を自動調整するスマートプランも用意。
6万円以下ながら全部入りの高コスパ
「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」
シャオミは家電製品だけでなくデジタルガジェットなど様々な製品を展開する中国家電ブランド。「Xiaomi ロボット掃除機 X20+」はゴミの集じんに加えて、モップの自動洗浄・乾燥機能を備えた全自動充電ステーションを付属するモデルだ。
最大のポイントは、それでいて6万円を切る低価格を実現していること。ロボット掃除機本体も、カメラによる障害物回避機能やマッピング機能を備えるなど、大手ロボット掃除機専業メーカーの上位モデルに並ぶ機能を搭載している。
実際にテストしてみた結果は、他社の上位モデルには及ばなかったが、価格差が3倍近くあることを考えれば当然だといえる。ただ、掃除性能の差は、掃除回数を増やしたり、強モードにすることで補 うことができる。
4Lサイズの大型タンクを搭載
充電ステーションが大きい分、内蔵の清水/汚水タンクも非常に大きい。モップのメンテナンスのために水はたっぷり入れておく必要があるので便利。
水拭き用に回転モップを採用
円形ボディの右手前にサイドブラシを配置するスタンダードなデザイン。水拭き用のモップには、毎分180回の高速回転デュアルモップを採用している。
Omniステーションは高さ58cm
高さ58cmと、ロボット掃除機の充電ステーションの中でも飛び抜けて高い。ただし、左右幅はロボット掃除機本体よりも小さいため、圧迫感はやわらぐ。
走行ルートをマップ上に表示
アプリで部屋のマップ表示が可能。走行ルートも確認できる。ただ、アプリはわかりづらい部分も多かったため、今後のバージョンアップに期待したい。