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タテスクコミック大賞とThe 2nd TATESC COMICS Global Awards受賞作

いま世界が注目する“縦マンガ”、 全世界から選んだ必読5タイトル

2024年12月04日 19時00分更新

文● 松永/ASCII 編集● ASCII

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 KADOKAWAは12月3日、「第4回オールKADOKAWAによるタテスクコミック大賞」と「The 2nd TATESC COMICS Global Awards」の受賞作品を発表した。

 タテスクコミックとは、KADOKAWAの縦読み漫画(ウェブトゥーン)事業の取り組みで、スマートフォンなどで縦スクロール形式で読むデジタル漫画のこと。本賞は、海外市場での展開を強化し、デジタル配信を活用した作品デビューを促進している。

 3月15日〜9月1日の期間、全世界から日本語を含む5言語で作品を募集し、応募には557作品が集まった。受賞者は今後、編集担当と連載デビューを目指していくという。

「タテスクコミック大賞」受賞作(一部)

●部門金賞(賞金50万円+カドコミ掲載)

○女性向け作品部門 部門金賞
『おとぎ話みたいな恋をしよう』 葉森ヨウ

『おとぎ話みたいな恋をしよう』 葉森ヨウ

小さな頃から、おとぎ話に出てくるような素敵な恋に憧れていた夢川鈴。しかし、現実は憧れた世界とは程遠く、平凡な毎日を過ごすうちにあっという間に大人になってしまった。そんなある日、いつも通り本屋で仕事をしていると、変わった雰囲気の大きな男性が現れて……?

掲載URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006141_S

●部門銀賞(賞金30万円+カドコミ掲載)

○女性向け作品部門 部門銀賞
『私の小さな不幸のため』 ナナル

『私の小さな不幸のため』 ナナル

魔女狩りされ殺される寸前のエリヤ。そんな彼女の前に公爵・ジェロームが現れ、突然求婚する。嘘だと思いながらも不幸から逃れたかったエリヤは彼の手を取るが、果たしてエリヤは幸せになれるのだろうか……?

掲載URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006142_S?episodeType=first

○女性向け作品部門 部門銀賞
『閻魔様の子』 じゃこめ

『閻魔様の子』 じゃこめ

地獄に堕ちた桜島桃子は、何故か閻魔大王から輪廻転生が許されず、地獄の役所で労務を命じられる。ブラックな労務状況に嫌気がさした彼女は職場から逃げだし追われる羽目に。偶然逃げ込んだ場所で閻魔大王の息子というジンと出会うのだが、彼は閻魔大王から王宮追放を言い渡されていた。文句が言いたい2人は閻魔大王のところに向かう決意をするのだが……。

掲載URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006143_S?episodeType=first

○男性向け作品部門 部門銀賞
『天国』 zero

『天国』 zero

最後まで抵抗していた国家「ヤマト」を倒し、世界を支配するようになった「ローマ帝国」の独裁者「ゼウス」。自分の父「ゼウス」の暴圧的な統治によって苦しむ人々を救い、世界に自由を取り戻そうとフクロウの少女アテナは父親のゼウスを殺す旅に出る。

掲載URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006144_S?episodeType=first

○その他オールジャンル部門 部門銀賞
『サンサン王と魔女の城』 ツル

『サンサン王と魔女の城』 ツル

たくさんの動物が住む森に囲まれた、小さな国・サンサン王国。この国の王女サニーは、実は魔女見習いで……? 動物と魔法、ちょっとおかしなお城生活。

掲載URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006145_S?episodeType=first

 受賞作品の詳細はこちら

「世界編集部」を目指す
KADOKAWAのウェブトゥーン事業

授賞式の様子

  タテスクコミック大賞では13作品の受賞が決まり、部門金賞には「おとぎ話みたいな恋をしよう」が選ばれた。大賞の該当作はなかったものの、部門金賞には賞金50万円、部門銀賞には賞金30万円が授与され、受賞作はKADOKAWAの漫画が読めるサービス「カドコミ」にて掲載される。

KADOKAWA泉水氏から賞状を受け取るCuZn・经年如一(トンシン/ジンネンニュイ)氏。中国語簡体字 金賞を受賞

  グローバルアワードは8作品が選出。各言語別に審査され、中国語簡体字の金賞は『作家今天也命悬一线』(訳:ニート作家、書かないと殺される境地に立たされています)であり、そのほかにも多彩な物語が各部で評価された。作品は今後、KADOKAWAの海外編集部とともにデジタル配信の連載として展開が予定されている。

KADOKAWAのウェブトゥーン事業の今後。海外拠点からも作品の発信に力を入れていくという

  KADOKAWAは縦スクロールマンガ市場の発展に貢献するべく、受賞者に連載デビューの機会を提供し、さらなる支援を提供すると発表した。受賞者コメント・講評などは特設サイトで確認できる。

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