Microsoftは、「Copilot+ PC」での目玉機能とも言える、ユーザーの過去の操作を後からさかのぼって確認できる「Recall」機能について、Devチャンネルで配信するWindows 11 Insider Preview Build 26120.2415でリリースしたことを公表した。
実際に機能を試すには、Windows Insider Programに登録して、Devチャンネルに参加する必要がある。また、現時点ではSnapdragon搭載機のみだが、AMD/インテル製CPU搭載のCopilot+ PCについても近日開始予定としている。
ユーザーのWindows上での操作をスナップショットとして保存
スナップショット内のテキストや画像に対し操作も可能
Recallでは、操作内容や画面の遷移がスナップショットとして記録されるため、まずはユーザーによる承諾が必要。また、Bitlockerとセキュアブートを有効にする必要もある。
普段は通常通りにPCを利用するわけだが、以前にした作業を見つけ出したり、その作業に戻る必要がある場合は、Recallを開いて、Windows Helloで認証する。どの段階に戻るかは記憶に残ったテキストやそのときに作ったグラフなどの手がかりから検索するが、タイムラインを参照して、特定の時間のスナップショットを表示して素早く戻ることも可能。
また、RecallのClick to Doは保存されたスナップショットでより作業を実行するためのAI機能。スナップショット内のテキストや画像を自動で認識して、そのテキストや画像に対するユーザーの操作を実現する。
たとえばテキストであれば、コピーやウェブでの検索、選択した部分をアプリで開くなど。画像であれば、コピーや名前を付けての保存、Bingでの画像検索、背景の削除といったことが可能だ。