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180Hzで0.5ms(GTG)のRAPID VAバネルを採用した「MAG 275CQRF QD E2」

5万円弱も納得の高速進化したゲーミングディスプレー。27インチならWQHDがおすすめなのにはワケがある

文●飯島範久 編集●三宅/ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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RAPID VAパネルが進化

 人気の27インチ湾曲ゲーミングディスプレーに新モデルが登場した。エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が昨年7月に発売した「MAG 275CQRF-QD」の後継モデルにあたる「MAG 275CQRF QD E2」だ。

 従来のモデルの売りだった高速応答と広色域を両立した量子ドット技術採用のRAPID VAバネルがさらに進化。それでいて、価格は据え置きの5万円切りという超お買い得製品だ。従来モデルとの違いをチェックしつつ早速レビューしていこう。

180Hz駆動で0.5msの応答速度

MSIの「MAG 275CQRF QD E2」。進化したRAPID VAパネルを採用したモデルだ

 MAG 275CQRF QD E2と従来モデルとの大きな違いは、液晶パネルの進化だ。従来モデルもRAPID VAパネルだったが、応答速度は1ms(GTG)。今回のモデルは、0.5ms(GTG)とより低遅延となり、リフレッシュレートも170Hzから180Hz(DisplayPortの場合。HDMIは最大144Hz)へアップされている。

 また、湾曲率も1000Rから1500Rになり、カーブが緩やかになったが万人受けしやすく、湾曲モニターが初めてというユーザーも手を出しやすくなった。

 量子ドット技術との組み合わせは従来モデルと同様だが、色域はsRGBカバー率が99%、AdobeRGBカバー率が97%、DCI-P3カバー率が97%と、こちらも従来モデルより上がっている。クリエイティブな液晶ディスプレーはIPSパネルでないと、という常識は覆されるかもしれない。

 解像度はWQHD(2560×1440ドット)で、輝度は300nit。コントラスト比は5000:1でHDRにも対応。最大発色数は約10億7300万色だ。

広色域で最大発色数は約10億7300万色と、発色もいい

 インターフェースは、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C(DP Alt mode) ×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1で、電源は90W出力のACアダプターを使用。

インターフェースは充実。USB Type-Cで接続すれば、映像を出力しつつディスプレー操作もできる

 背面には、LEDイルミネーションを備え、OSD操作はスティックタイプのナビキーだ。 ゲーミング機能としては、暗部を見やすくする「ナイトビジョン」機能や「AIビジョン」機能。対応するグラボと組み合わせることでカクつきを抑える「Adaptive-Sync」機能などを備えている。

ゲーミングディスプレーと言えば、LEDイルミネーションでしょ

おなじみスティックタイプのナビキーによるOSD操作。操作性は抜群

最近MSIの製品では、暗部を見やすくする手段として「AIビジョン」機能搭載モデルが増えてきている。全体のバランスを損なうことなく、見やすくしてくれる

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