9割が毎日視聴、うち3割は1日1時間以上
TikTokやYouTubeショート、Instagramのリールなど、さまざまなショート動画サービスがあり、人気となっている。ショート動画について、Z世代はどう思っているのだろうか。女子大生を対象としたRECCOOの調査(2024年11月)を見ていこう。
ショート動画を1日にどれくらい見るか聞いたところ、約9割の女子大生が毎日視聴しており、さらにその30%が1日に1時間以上視聴していると回答。「全く見ない」という回答はわずか12%にとどまった。
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8割以上が「ショート動画視聴は無駄な時間」
ショート動画を見ている時間を「無駄な時間である」と感じるかについて聞いたところ、8割以上が「無駄な時間だと思う(「とても無駄だと思う」(35%)、「少し無駄だと思う」(48%)」と回答。「無駄だと思わない」(「全く無駄だと思わない」(2%)、「あまり無駄だと思わない」(17%))は、2割弱だった。
スマホを使っている時間のなかで「最も無駄な時間である」と思う時間について聞いたところ、半数以上がショート動画を見ている時間が「最も無駄な時間である」と回答。XやInstagramなどのSNSと2倍以上の差をつけた大差でトップとなった。
なお、「無駄な時間である」と思わない動画コンテンツについてもたずねたところ、「映画」「ニュース」「YouTube動画」「スポーツ観戦」などが上位となった。時間が長い映画やニュースなど若者離れが指摘されるコンテンツに対して、積極的な姿勢が出てきているようだ。
ショート動画は、見れば見るほど自分が好みそうな動画をレコメンドしてくるため、ついつい見続けてしまう。1本1本はすぐに見終わるものの、気付いたら長い時間が経っているということもある。
ショート動画視聴のせいでやりたいことがやれていない人は、自らスクリーンタイムやファミリーリンクなどで視聴時間を制限するなどの方法も取り入れても良いかもしれない。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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