このページの本文へ

固定電話の番号変えずに乗り換え、NTT⇔各光回線事業者の間でも可に

2024年11月13日 17時10分更新

文● @sumire_kon

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NTT東日本・西日本など、固定電話サービスを提供する18社は11月12日、「固定電話サービス提供事業者間における双方向番号ポータビリティ」を2025年1月から開始すると発表した。

NTT以外の固定電話番号も、そのまま乗り換えが可能に

 携帯電話では他社へ乗り換える際、電話番号を変えずに済む「番号ポータビリティー制度」が普及し、ドコモから楽天、ソフトバンクからauといったように、どのキャリアのユーザーも自由に他社へ乗り換えができるようになっている。

 一方、固定電話に関しては事情が異なり、番号ポータビリティー制度の対象はNTT東西が払い出した固定電話番号のみ。両社以外が払い出した固定電話番号を使うユーザーにとっては不便な状況が続いてきた。

 今回発表された「固定電話サービス提供事業者間における双方向番号ポータビリティ」は、こうした状況を改善するため、NTT東西以外が払い出した固定電話番号まで番号ポータビリティの範囲を拡大するというもの。

制度変更前後のイメージ

 対象となる事業者は以下のとおりだ。

・東日本電信電話(NTT東日本)
・西日本電信電話(NTT西日本)
・NTTコミュニケーションズ
・KDDI
・ソフトバンク
・楽天モバイル(楽天コミュニケーションズ)
・アイ・ピー・エス・プロ
・アルテリア・ネットワークス
・STNet
・エネコム
・大江戸テレコム
・オプテージ
・QTnet
・Coltテクノロジーサービス
・三通
・ZIP Telecom
・中部テレコミュニケーション
・トークネット

 番号ポータビリティを利用できるのは市外局番(東京03など)から始まる「0AB-J」形式の固定電話番号で、ひかり電話専用番号も含まれる。携帯電話の番号ポータビリティとは互換性がないため、両者の間で電話番号を変えずに乗り換えることはできない。

 詳細については、各事業者のウェブサイトで別途案内される予定だ。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン