300人枠がすぐ埋まった「天下一キーボードわいわい会 Vol.7」に潜入
初心者が自作キーボードイベントに行ってみた話、実は沼への入り口は結構広かった?
2024年11月05日 16時00分更新
自分が行きたいから始めたイベント
キーを替えるだけでも自作キーボード
さて、今回主催の小池氏にも少しお話を伺うことができました。
──今回のイベントで7回目の開催とのことですが、最初始めようと思ったきっかけを教えてください。
小池氏:最初は小さな自作キーボードのコミュニティーが東京にあって、羨ましいなと思ったのが発端です。もっと全国の自作キーボードが好きな人が集まれる場所があれば、僕も行きたいなと思っていたんですけど、自分で作ればいいやと思って、このイベントを開催するに至りました。
──7回目とのことですが、かなりの人数が来られていますよね。
小池氏:ありがたいことに第1回から250人の枠が埋まり切りました。今回は300人でしたが、1週間せずに埋まってしまいました。
──私は自作キーボードについてはまったくの初心者なんですけど、このイベントはどう周れば楽しめるでしょうか?
小池氏:それこそ自作キーボードを始めたい方向けのセッションを用意していますので、そちらを見ていただければ、自作キーボードって何? くらいはわかるかなと思っています。また、最初はKeychronというメーカーがありまして、打鍵間にこだわっていい品質のものが安く手に入るので、Keychronをキッカケにキーボードにハマりましたという方は多いですね。その後に、参加者のみなさんが出展されているものも見学していただきたいです。
──どういったところをポイントに見ればいいでしょうか?
小池氏:参加されている方々の中には、見た目にこだわっている方、配列にこだわっている方、うち心地にこだわっている方とそれぞれ特徴が異なります。見た目とかうち心地はこんなに違うんだということを感じながら、周ってほしいです。とりあえず色んなキースイッチに触れていただければ、一般的なメンブレンのキーボードとは全然違うというのがわかってもらえると思います。なので、色んなキーボードに触れて、自分の好みの打ち心地をしっていただきたいです。
──しった後はどうすればいいですか?
小池氏:出展されている方には、どのキースイッチとキーキャップで作ったかというレシピを書いてもらっています。なので、そのとおりに自身のキーボードに取り付ければ、まったく同じ打鍵間のキーボードになるはずです。
──なるほど、それはいいですね。
小池氏:あとは、市販ではないような10万円以上かけたであろうキーボードがゴロゴロありますので、こだわり抜いたキーボードがどんなものかというのを見て楽しんでいただきたいです。
──今後、どのようなイベントにしていきたいですか?
小池氏:これまで自作キーボードを映えるオシャレな場所に展示して、写真をとってほしいという想いがあって、DMMさんにこの会場をお借りしてきました。そのため、300人くらいで予約制がいいかなと思っているのですが、いずれは当日フラっとこれるようなイベントもやってみたいです。とはいえ、会場を大きくしてもオシャレな会場というのにはこだわりたいので、そこをどうするか迷っています。
──ありがとうございました。
今回、天下一キーボードわいわい会 Vol.7に行って、初心者ながら興味がとても湧きました。しかし、自分で基盤やフレームを発注するという方の展示がとても多かったですが、自作キットを購入して作るという方法もあるみたいなので、もし始めるとしたらそこから初めるのがいいかなと感じました。
また、既製品のキースイッチやキャップを交換するというのも、立派な自作キーボードだとしれたのもよかったです。そこから、自作キーボードに興味を持つというのもありではないでしょうか。
初心者でも存分に楽しめた天下一キーボードわいわい会。本イベントはだいたい半年に1回開催してきたとのことなので、ゲーマーでキーボードにもっとこだわりたい人や、仕事で使う唯一無二のキーボードがほしいんだよなという人は、もし今後もイベントが開催されるのであれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。