DJIは11月6日に、新しいドローン操縦用のゴーグル「Goggles N3」を発表した。超ワイド画面で視野が拡大したゴーグルながらエントリー価格で、初心者パイロットのFPV飛行体験にも活用できるのが特徴だ。
「Goggles N3」の小売希望価格は3万4320円で、11月下旬より、DJIオンラインストアまたは認定ストアで購入できる。また、Vlog向けの手のひらサイズドローンとのセット「Neo Motion Fly Moreコンボ」にも同梱される予定だ(7万9200円)。
Goggles N3の内側は、空間に余裕のある内部デザインで、度付き眼鏡の上からでも簡単に装着でき、視度調整機能やレンズの取り付けは不要。ゴーグルのヘッドバンドとバッテリーも一体化されているため、重量バランスが最適化され、軽量で快適なフィット感を実現している。
ゴーグルの画面は、一面が1080p画面となっており、54°の視野角(FOV)に対応して没入感のある視覚体験を提供する。また内部ファンを作動させて空気を循環させ、結露を除去し、パイロットの視界をクリアで曇りのない状態に保つ。
1080p/60fpsのライブ映像なら、超低遅延の平均31 ms、伝送距離は最大13 km(日本では最大10 km)を実現し、実際の飛行とほぼシンクロしているような安定した飛行感覚を提供する。
DJI RC Motion 3とペアリングすると、AR(拡張現実)カーソルを使用して、機体の離陸前、またはブレーキの作動中やホバリング中に、機能を起動したり、ゴーグル画面でカメラ設定を調整したりできる。
また、ヘッド部分を傾けたり手首をひねるだけで、前後に360°フリップ、左右に360°回転、横方向に180°ドリフト、ワンタップでのパワーループ(Avata 2が対応)などのアクロバティックな飛行を実行でき、大迫力のシネマティックな映像を撮影できる。フル充電すると、ほぼ3時間駆動できる。