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データ集約型アプリケーションに最適なCXL 2.0対応メモリモジュールを発表

アドバンテック株式会社
2024年10月29日

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アドバンテック株式会社
より優れたパフォーマンスを実現するためにメモリ帯域幅の拡張が可能





 アドバンテック株式会社(TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック)は、CXL(Compute Express Link) 2.0 Type3に対応したメモリモジュール「SQR-CX5N」の発売を開始します。


 次世代のインターコネクト規格であるCXL 2.0は、急増するデータや、データ集約型アプリケーションのほか、AIトレーニングの増加により需要が高まっているハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)の仕様要件に配慮した設計となっています。さらにホットプラグに対応した「SQR-CX5N」は、拡張性に優れているだけでなく、さまざまな仕様のPC環境下においても、CPUやグラフィックアクセラレータのメモリリソースを共有できることからシステム全体の効率化を実現します。

■E3.S 2Tフォームファクタによるメモリの拡張
 従来のメモリのアーキテクチャは、固定割り当てによって制限されることが多く、データ集約型アプリケーションのような高負荷処理においてはリソース不足や、仕様そのものがボトルネックになることがありました。しかしEDSFF規格に基づくE3.S規格を採用した「SQR-CX5N」は、これらの制限を克服し、動的なリソース管理が可能になったことで、よりパフォーマンスが向上するだけでなく、既存のリソースも最大限に活用できることからコストの削減に貢献します。

■PCIe 5.0インターフェイスによる高速相互接続
 「SQR-CX5N」はPCIe 5.0インターフェイスで動作します。この高速接続により、異なるシステム間でメモリが拡張されても、データ転送が高速かつ効率的に行われます。PCIe 5.0インターフェイスの1レーンあたりの転送速度が最大32GT/秒であることから、「SQR-CX5N」はデータ集約型アプリケーションに必要な帯域幅を提供することが可能です。メモリ容量を増やすことで、サーバーへの追加の設備投資をすることなく、より優れたパフォーマンスとメモリ帯域幅を拡張できます。

■メモリプール
 CXL 2.0は、複数のホストが共有のメモリプールにアクセスすることを可能にし、リソースの割り当てを最適化しシステム全体の効率を向上させます。CXL2.0のメモリプール技術により、同一ラックに設置された複数サーバーのCPUやグラフィックアクセラレータのメモリリソースが共有できるため、各サーバーのメモリ使用率に差がでてしまうという問題が解消できます。

■ホットプラグと拡張性
 「SQR-CX5N」は、サーバーをシャットダウンすることなくシステムへの挿抜することができるため、その場ですぐにメモリが拡張できます。必要に応じてメモリリソースの拡張ができるため、データセンターの運用を停めることなく最適なパフォーマンスが構築でできます。





  ▶ 「SQR-CX5N」 詳細およびデータシート >>  こちら
  ▶ 「SQR-CX5N」 プレスリリース(英語版) >>  こちら

■「SQR-CX5N」の主な仕様 





【 CXLとは 】


Compute Express Link (CXL)は、CPUと各種アクセラレータ、メモリ、その他のデバイス間の高速・低遅延通信のためのオープな業界標準規格です。人工知能(AI)、機械学習、HPCなどのデータ集約型アプリケーションの需要拡大に対応するために設計されました。特に、大規模データへ高速アクセスが必要とされるシステムにとっては、メモリ技術の進化は非常に重要であると考えられています。

(外部リンク) CXLコンソーシアム :
https://computeexpresslink.org/



※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください

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