2024年11月の米国大統領選挙にあわせ、グーグルでは10月第4週から米国の有権者向けに投票所の検索機能などを提供すると発表した。
主な機能は以下のとおり。
●Google検索/Googleマップでの投票所検索機能
Google検索では、近くの投票所や投票用紙投函箱を検索できる機能を提供する。こちらは「投票所」「投票用紙投函箱」といった単語で検索したあと、画面の表示に従い住所を入力すると、近くの利用可能な投票所等が表示されるというもので、過去の選挙でも提供されていた機能だ。
さらにGoogleマップでは、特定の投票所を検索することで、投票所の種類や開設時間を確認する機能も用意される。
検索結果に表示される情報は、「Voting Information Project」(無党派の市民団体Democracy Worksと、州および地方の選挙管理当局との共同プロジェクト)が提供。選挙管理当局が情報を更新すると、グーグル側の情報も自動で更新される仕組みだ。
●州ごとの投票方法確認機能
Google検索で「投票方法」などの単語を検索すると、期日前投票の可否、投票時の持ち物、州ごとの投票期限や投票用紙のステータスといった情報が表示される。
情報源は州選挙管理事務所で、同事務所からDemocracy Works経由でグーグルに送られた情報を活用する。
●開票結果のリアルタイム検索
11月5日の選挙当日から、グーグルは大手メディアAP通信と協力し、Google検索で選挙の最新情報をリアルタイムでユーザーに提供する。情報はAP通信が選挙管理当局から情報を受け取る度、定期的に更新される仕組みだ。
選挙の度に投票率の低さが課題となっている日本でも、こうした機能のニーズは決して少なくないはず。米国以外のエリアへの展開にも期待したい。