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サイゼリヤ、ランサムウェア被害で個人情報漏えいのおそれ  従業員・取引先情報に影響か

2024年10月16日 18時55分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

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 サイゼリヤは10月16日、同社のサーバーがランサムウェア攻撃を受け、個人情報および秘密情報の一部が漏えいした可能性が高いことを発表した。顧客および関係者に対して深くお詫びの意を表明している。

 サイゼリヤによると、複数のサーバーでシステム障害が発生し、一部のサービスが停止した。外部の情報セキュリティ対策企業による調査の結果、不正アクセスの可能性が確認されたため、影響を受けたサーバーをインターネットや社内ネットワークから隔離する措置を講じている。

 現時点で漏えいの可能性がある情報には、従業員(パート・アルバイトを含む)の個人情報、取引先の個人情報、過去に採用面接を受けた一部の個人情報、お客様相談窓口に問い合わせた顧客に関する情報が含まれている。ただし、来店客が利用したクレジットカードやポイントカードなどの情報は含まれていないとのこと。

 サイゼリヤは現在も外部の情報セキュリティ対策企業の支援を受けながら、漏えいした可能性がある情報や影響範囲の特定を進めている。また、警察への相談や個人情報保護委員会への報告もしている。

 同社は顧客や関係者に対し、不審なメールを受け取った場合は開封せずに削除するように注意を呼びかけている。今後も調査を継続し、被害の全容解明と早急な社内システムの復旧、平常業務の再開に取り組むとしている。

 

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