Mastercard、三井住友カード、QUADRACの3社は10月16日、公共交通機関向け決済ソリューション「stera transit」にて、10月17日よりMastercardの取り扱いを開始すると発表した。
stera transitは三井住友カードのサービスで、国内では私鉄を中心とした複数の事業者に対し、クレジットカードによるタッチ決済乗車の仕組みを提供している。すでにVISAやJCBなど複数の国際ブランドに対応しているが、Mastercardの追加により、主要な国際ブランドすべてに対応することになる。
ユーザーがタッチ決済乗車を利用する場合、タッチ決済に対応したMastercardの物理カード、または同カードを設定したスマートフォンなどを駅の改札機や車内に設置された専用リーダーにタッチすればよい。定期券や企画乗車券、小児や障がい者向け運賃に対応できないことを除けば、基本的な使用感は交通系ICカードと変わらない。
なお、stera transitを導入済みの事業者でも、Mastercardに対応する時期は各社局により異なる。具体的な対応スケジュールについては、今後、事業者ごとに発表される予定だ。