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東宝、スタジオジブリ北米配給会社GKIDSを買収

2024年10月16日 09時45分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

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 東宝は10月16日、米国の映画配給会社GKIDS, INC.(以下、GKIDS)を完全子会社化することを発表した。東宝の米国子会社Toho International, Inc.がGKIDSの全株式を取得する株式譲渡契約を締結した。

 GKIDSは北米を中心にアニメーションの製作と配給を手掛ける会社として知られている。同社はスタジオジブリ作品の北米における配給権を取得し、「千と千尋の神隠し」や「風の谷のナウシカ」などの名作を北米の観客に届けてきた。2024年3月にはスタジオジブリの「君たちはどう生きるか」でアカデミー長編アニメ映画賞初受賞を果たしている。

 GKIDSは日本のアニメ作品の北米配給で高い評価を得ており、スタジオジブリ作品の他にも、細田守監督の「竜とそばかすの姫」や新海誠監督の作品など、日本の著名なアニメーター作品の配給権を獲得している。

 東宝は本買収により、北米におけるアニメーション配給のトップブランドであるGKIDSとの協力体制を強化し、日本および世界中のアニメーションをより直接的かつ広範囲にファンに届ける基盤を構築することを目指す。

 

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