Jamf、第15回Jamf Nation User ConferenceでAI、宣言型デバイス管理などの最新のイノベーションを発表
Jamf Japan 合同会社
~Appleデバイス管理者の世界最大の年次イベント、今年はナッシュビルで開催~
企業・組織におけるApple製品の管理とセキュアな運用のための業界標準ソフトウェアを提供するJamf(本社:米国ミネソタ州、NASDAQ証券コード:JAMF)は米国中部時間10月1日から10月3日まで、テネシー州ナッシュビルで、年次イベント「Jamf Nation User Conference(JNUC)」を開催しました。今年で15回目を迎える本イベントには、世界中のAppleデバイス管理者やITエンジニアのほか、Appleをはじめとする主要パートナー企業が参加し、Jamfは、Appleデバイスの管理とセキュリティをシームレスに連携させ、エンドユーザーと組織に信頼されるエクスペリエンスを生み出すための最新のイノベーションを発表しました。
JamfのCEOであるJohn Strosahlは、次のように述べました。
「ハイブリッドワークとリモートワークをサポートすることが一般的となった今日のビジネス環境において、従業員の環境を保護することは必須です。Appleデバイス管理者の職務や責任がますます複雑化していることをJamfは認識しています。だからこそ当社は、管理者がAppleデバイスの卓越した専門家として活躍するために必要な最も包括的なソリューションの提供に注力しています。今年のJNUCでの各発表内容は、Appleデバイスを用いて成功を目指す組織においてデバイスの管理とセキュリティを容易にすることを目的としています。当社はユーザーエクスペリエンスの合理化を行い、従来よりも簡単にコンプライアンス遵守の達成を可能とし、さらに、24時間365日お客様一人ひとりに寄り添う経験豊富なJamfエキスパートのような存在ともいえる『AI Assistant』を提供開始いたします。当社はお客様とともに、もっと先に進みたいと考えています。」
JNUC 2024では「go further(もっと先へ)」をテーマに掲げ、Jamfは以下の主な発表を行いました。
宣言型デバイス管理の活用
「宣言型デバイス管理(Declarative Device Management)」は、ポリシーの適用を自動化し、よりセキュアで管理しやすい未来への基礎を築くものです。宣言型デバイス管理により、個々のデバイスが管理サーバのポリシーの範囲内でより自律的かつ能動的にアクションを取り、デバイスの状態をより適切に保つことができるようになります。Jamf製品はすでに、「管理対象ソフトウェアアップデート」、「Apple Watch管理」などの宣言型ワークフローをサポートしていますが、10月1日、「ブループリント(Blueprint)」を用いて宣言型デバイス管理をさらに活用できる最新のイノベーションを発表しました。今回の発表では、ブループリントがJamf ProとJamf Schoolでも利用可能になりました。ブループリントを使用することで、デバイス設定、コマンド、アプリのインストール、制限などをすべて、宣言的な方法で管理する未来志向のアプローチを提供します。
このユーザーフレンドリーで強力なフレームワークにより、JamfはApple製品の新機能の同日サポートをより迅速に提供できるようになります。
「Self Service+」で、Jamfのアプリを単一の統合アプリケーションポータルに集約
Jamfは、お客様にご愛用いただいている「Self Service」アプリをベースに構築した「Self Service+」を発表しました。考え抜かれたデザインに再設計されたSelf Service+は、ユーザーが最も重視するJamfのあらゆる要素を単一のアプリケーションポータルに集約して合理化された、Jamfユーザーが多用する機能を提供します。
厳選された企業ブランド付きアプリやコンテンツの概要をユーザーに提供するだけではなく、エンドユーザーは今後、Jamf Protectからの重要なセキュリティアラートを含むすべての通知を、信頼できる単一のポータルで確認できるようになります。エンドユーザーは、アプリを切り替えて必要なものや最新の情報を確認する必要がなくなり、直感的な単一のインターフェースの中で信頼を確立する、セキュアでパーソナライズされたエクスペリエンスを活用し、即座に生産性を高めることができます。
Jamf Proの「Compliance Benchmark」で、管理とセキュリティを強化
脅威に関する状況がますます複雑化し、組織がデジタルインフラを拡大し続ける中、管理とセキュリティを連携させることは必須です。macOSセキュリティコンプライアンスプロジェクトとJamf Compliance Editorを基礎として構築されたJamf Proの「Compliance Benchmark」は、CISベンチマークのコンプライアンス遵守に関する構築、管理、監査、レポートを簡素化します。Appleデバイスの管理者は、セキュリティを管理し、管理対象のすべてのデバイスのセキュリティ対策を成功させるために必要な専門スキルとツールが必要です。この目的のために、Jamfは10月1日、Jamf ProのCompliance Benchmarkを発表しました。
Jamf ProのCompliance Benchmarkは、まずmacOSで利用可能になり、その後iOSとiPadOSにも展開される予定です。
AI Assistant:情報を収集し分析するナレッジベース
昨年のJNUCで、当社はAIを搭載したソリューションに関するビジョンを発表し、お客様から直接フィードバックをいただきました。そして、10月1日、Jamfは、このAIソリューションの進化形である「AI Assistant」を発表しました。AI Assistantは強力な自然言語インターフェースで、検索と生成AIを組み合わせた検索拡張生成(RAG)機能を備えた初期ベータ版がまもなく提供開始となります。管理ポータルで全機能を利用できるようになるのは2025年初頭を予定しています。
AI Assistantは、検索支援型生成機能による膨大なナレッジベースと、Jamf製品APIへの直接統合機能を兼ね備えています。これにより、AI Assistantは最も関連性の高い情報を収集、分析、表示することが可能になります。これは、24時間365日体制で情報管理と意思決定を支援し、お客様の日々の業務効率を最大限に高めてくれるJamfエキスパートが存在しているのと同じような機能といえます。
Jamfの最高技術責任者(CTO)であるBeth Tschidaは、10月1日の基調講演で次のように述べました。
「AI Assistantは、セキュリティアラートを解読し、文脈化し、深刻度や潜在的な影響に関する文脈を説明するだけでなく、次のステップを提案し、直接的な行動を起こすことができます。これらを行う間、人間である利用者に情報を提供し、利用者は管理のコントロールが可能です。AI Assistantは、プロンプトを受け取ると、製品ドキュメント、トレーニング資料、Jamfサポートの現場からの知見、世界最大のApple IT 管理フォーラム『Jamf Nation』などの膨大なナレッジベースから情報を引き出し、数秒以内に的確な回答を返します」
AI Assistantは、管理者が侵害のパターンを特定し、ルーチンワークを自動化して、中堅から上級レベルのスタッフがより高度なタスクを実行できるように設計されています。Jamfのセキュリティ機能にAIが統合されることで、Appleデバイスを用いたエコシステムへのレスポンスが迅速化され、脅威評価がより正確になり、総合的なセキュリティ体制がより堅牢になります。
教室内外での学習のセキュリティ対策
Jamfは、世界中の40,000を超える教育機関で4,200万人もの学生にサービスを提供しています。Jamf Safe Internetは、Jamf で最も広く使用され、高い評価を得ている製品の 1つです。10月1日に行った「Time-Based policies」の発表により、管理者にとっての強力なツールとなりました。管理者は、コンテンツフィルタなどの管理機能を使用して、デバイスが家庭で使用されている場合でもデバイスを保護したり、家族全員が使用できるように異なる管理機能を設定したりすることができます。
また、JamfはJamf Schoolでも利用可能なブループリントを発表し、管理者は学生に都合の良い日時を指定して、宣言型でのソフトウェアアップデートを管理できるようになりました。
JNUC 2024の基調講演のアーカイブ映像は、こちらからご覧いただけます:https://reg.jnuc.jamf.com/flow/jamf/jnuc2024/keynote/login
Jamfについて
Jamfは、エンドユーザーから愛され、企業・組織から信頼されるAppleエクスペリエンスの管理、セキュアな運用、業務の簡素化を目指しています。またJamfは、企業にとって安全で、ユーザーにとってシンプルかつプライバシーが保護された「Appleファースト」環境を実現するための、管理およびセキュリティソリューション一式を提供する、世界で唯一の企業です。Jamfに関する詳細は以下の「詳細を見る」ボタンより、公式ウェブサイトをご覧ください。
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