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自動アップデートやマルウェア対策を盛り込んだ「KUSANAGI Security Edition」発表

2024年10月10日 07時00分更新

文●大谷イビサ 編集●ASCII

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 2024年10月9日、プライム・ストラテジーはセキュリティに特化した運用環境として、標準的なセキュリティ対策​、アップデート作業の効率化​、効率的で柔軟性の高い運用のサポートを実現する「KUSANAGI Security Edition」を発表した。主要なクラウドマーケットプレイスにおいて2024年12月から提供される予定。

 KUSANAGIはプライム・ストラテジーが開発・提供する高速なCMS実行環境。WordPressをはじめとするCMSを高速・セキュアに動かすためのLinuxベースの構成済みサーバーOS(仮想マシンイメージ)で、世界37カ国203リージョン、国内外の主要な28プラットフォームで利用できる。

 サイバー攻撃の激化を受けて、今回発表されたKUSANAGI Security EditionはKUSANAGI標準のセキュリティ機能に加え、新たにOS、ミドルウェア等の自動アップデート機能を提供する。アプリケーションに影響の少ないアップデートの自動化を提供し、AIによるテスト、巻き戻しを実現。レポーティング機能の提供とともに適用範囲を広げていく予定となっている。

KUSANAGI Security Editionのロードマップ

 また、マルウェア・アンチウイルス対策機能、Bot対策、IP制限、Basic認証なども搭載。監査やレポーティングに関しても、WordPress専用監査、対策のレコメンドのレポート、API提供、レポートのメール送信、PDFダウンロードなどが提供される予定となっている。さらにマルチクラウド・マルチOSでの複数基盤で統一したセキュリティ基準と運用を実現。対応OSをRed Hat系のLinuxに拡大するほか、オンプレミス環境への提供も計画している。

 あわせて制作会社、インテグレーター向けの販売支援を強化すべく、新しいパートナープログラムも発表されている。

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