デジタル庁の平将明大臣は10月8日、豪雨により甚大な被害を受けた石川県からの要請で、同庁の職員を現地へ派遣したことを会見で明らかにした。マイナンバーカードを使った避難所の受付などを支援する。
具体的には、輪島市の被災者が市外のホテルや旅館へ二次避難する際、申請にマイナンバーカードを利用できるよう、受付に読み取り機を設置。10月7日より、希望者に対してマイナンバーカードによる申請受付を開始した。
同庁ではこのほか、マイナポータルを利用した診療、服薬情報取得のサポートや、避難所での保健師によるオンライン健康相談の実施などの支援策を検討している。
平デジタル大臣は、災害時の被災者対応のデジタル化や、マイナンバーカード活用による効率化は重要なテーマとした上で、引き続き、関係機関や防災DX官民共創協議会との緊密な連携を進めていく方針を示した。