このページの本文へ

アイ・オー・データが個人向けNAS新シリーズ発表 書き込みが約1.9倍高速化

2024年10月09日 11時00分更新

文● ヤマ/ASCII 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
NAS 個人用

HDL2-LE

 アイ・オー・データ(I-O DATA)は10月9日、新たなコンシューマー向けNASブランド「LAN DISK L」を発表した。第一弾として「HDL1-LE(1ドライブ)」シリーズと「HDL2-LE(2ドライブ)」シリーズを10月下旬に発売する。

 「HDL-AAX」シリーズの実質的な後継モデルにあたり、コンシューマー向けの中でもハイスペックなものになっている。動画や写真を大量に保存し、複数端末からアクセスしたい人向けとしている。

 RAID 0設定での速度は、HDL1-LEが読み込み238.7MB/s、書き込み194.7MB/s、HDL2-LEが読み込み294.2MB/s、書き込み266.2MB/s。HDL2-AAX(2ドライブ)から読み込みは約1.3倍、書き込みは約1.9倍高速化。

HDL1-LE

 2ドライブモデルのHDL2-LEは、両方のHDDに同じデータを保存する「拡張ボリューム」を採用。冗長化することで、一方のHDDが故障してもデータの損失を防げる。また、書き込みは同時に行うが読み込みは片方のみからすることで、稼働時間を分散し、2台のHDDが同時に故障することを回避する。

 RAIDとは違い拡張ボリュームではファイル単位で書き込むため、HDDを交換しても保存されたデータ領域のみを再構築するため、再構築時間の短縮と負荷を軽減できる。

 さらにHDL2-LEはHDDの交換に対応しており、購入後でも容量を増やすことができる。交換に関しては上蓋を開けるだけですぐにHDDにアクセスできる。

 これまでは法人向けに提供していた「NarSus」にコンシューマー向けとして初めて対応。NASの状態を自動でモニタリングし、異常を検知するとメールを送ってくれる。そのほか、NAS内のデータをさらにクラウドでバックアップする「NarSuSクラウドバックアップ」にも今後対応予定だという。

 従来品に搭載されていた、外出先からのリモートアクセス、本体に接続したUSB-HDDへの履歴差分バックアップ、管理画面UIなどは引き続き利用できる。

 LANポートは2.5Gbpsに対応。製品背面にUSB 3.2 Gen 1とUSB 2.0ポートを1つずつ搭載している。同時接続台数は25台(目安)。

HDL1-LEとHDL2-LEの背面

 容量ラインアップと価格については以下の通り。

1ドライブモデル HDL1-LEシリーズ

・HDL1-LE01(1TB) 2万1800円
・HDL1-LE02(2TB) 2万3200円
・HDL1-LE04(4TB) 3万100円
・HDL1-LE06(6TB) 4万5300円
・HDL1-LE08(8TB) 6万2700円

2ドライブモデル HDL2-LEシリーズ

・HDL2-LE02(2TB)    3万5500円
・HDL2-LE04(4TB)    4万3300円
・HDL2-LE08(8TB)    6万400円
・HDL2-LE012(12TB)8万8600円
・HDL2-LE016(16TB)11万7400円
※実際に使用できるのは容量の半分

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン