GALLERIAのゲーミングノートPC3機種で、ゲーム性能をチェックしてみた
ゲーミングノートPC3機種、ゲーム性能はどう変わる? 価格や性能でベストな1台を!
2024年10月06日 13時00分更新
ノートパソコンを購入するとき、私はまずディスクリードGPUを搭載するかしないかで迷う。搭載してあるとゲームが遊べるし、していないとすごく軽いゲームを、しかも60fpsで遊ぶことになる。
出張時のホテルや帰省時にもゲームを遊びたいのであれば、ゲーミングノートパソコンをオススメしたい。私は実家が田舎なので、夜になると遊ぶところはほぼ閉まる。そのため、やっぱり帰省時にはゲーミングノートパソコンを持って帰りたいとなるのだ。
懸念点は、スタンダードノートパソコンと比べて重いということ。ここは、ノートのサイズに対応したリュックを用意することで対処している。PCゲーム市場が広がった際に、ゲーミングリュックもさまざまなメーカーから出ているので、合わせて検討するといい。
では、性能についてだ。こちらは、自身がメインで遊びたいゲームの負荷や予算によって異なるため、これがオススメ! となるとどうしてもなんでも遊べる高性能なマシンを選びがちになる。
そこで今回は、性能が異なるゲーミングノートパソコン3モデルを用意し、ゲームプレイ時の性能はどれくらいなのかをチェックしてみた。
今回用意したのは、ドスパラで販売中の「GALLERIA RL7C-R35-5N」「GALLERIA ZL9C-R46-6」「GALLERIA ZL9C-R47-6B」だ。主なスペックや価格は以下のとおり。
試用機の主なスペック | |||
---|---|---|---|
モデル名 | GALLERIA RL7C-R35-5N | GALLERIA ZL9C-R46-6 | GALLERIA ZL9C-R47-6B |
CPU | Core i7-13620H(最大4.9GHz)、10コア/16スレッド | Core i9-14900HX(最大5.8GHz)、24コア/32スレッド | |
GPU | GeForce RTX 3050 LaptopGPU | GeForce RTX 4060 LaptopGPU | GeForce RTX 4070 LaptopGPU |
メモリー | 16GB | 32GB | |
ストレージ | 500GB SSD | 1TB SSD | |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット) | 16型(2560×1600ドット) | |
リフレッシュレート | 165Hz | 240Hz | |
内蔵ドライブ | ー | ||
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(Wi-Fi 6E)、Bluetooth 5.3 | ||
サイズ/重量 | およそ幅360×奥行244×高さ24mm/約2.1kg | およそ幅357×奥行255×高さ27mm/約2.3kg | |
OS | Windows 11 Home(64bit) | ||
価格 | 12万4980円 | 25万5979円 | 29万9979円 |
※価格・構成については、2024年10月6日時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
まずは、3DMarkを使用して、3機種の性能をチェックしてみた。
Laptop GPUなだけあって、高解像度×高負荷なテストの場合はスコアは低めだが、Port RoyalのスコアはGALLERIA ZL9C-R46-6とGALLERIA ZL9C-R47-6Bであればそこそこ高いので、フルHD×レイトレーシングでのゲームプレイは結構期待できそうだ。
GALLERIA RL7C-R35-5Nは、Port Royalのスコアも低め。とはいえ、Time Spyであれば5000を超えているので、フルHDでそこまで高負荷なタイトルでなければ遊べそうだ。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」から。設定を最高品質にして、GALLERIA ZL9C-R46-6とGALLERIA ZL9C-R47-6Bは2560×1600ドット、1920×1200ドットで、GALLERIA RL7C-R35-5Nは1920×1080ドットのみを検証している。
2560×1600ドットの結果は、GALLERIA ZL9C-R46-6が10662(快適)、GALLERIA ZL9C-R47-6Bが11196(とても快適)となった。RTX 4060とRTX 4070で指標の評価が変わっており、より快適に楽しむのであればRTX 4070のほうがよいが、設定気にせずであればRTX 4060でも2560×1600ドットで十分遊べるだろう。
1920×1200ドットのスコアは、GALLERIA RL7C-R35-5Nが16137(非常に快適)、GALLERIA ZL9C-R46-6が13165(とても快適)、1920×1080ドットでのGALLERIA RL7C-R35-5Nが9186(快適)となった。こちらも、RTX 4070と4060では設定を気にせず快適にプレイできそうだが、GALLERIA RL7C-R35-5Nは指標は(快適)ではあるものの、集団戦なども超快適に楽しみたい場合は、少し設定を下げたほうがいいかもしれない。
最後に、「Apex Legends」もチェックしておこう。こちらも、GALLERIA ZL9C-R46-6とGALLERIA ZL9C-R47-6Bは2560×1600ドット、1920×1200ドットで、GALLERIA RL7C-R35-5Nは1920×1080ドットのみを検証している。
設定は最高の状態にして、射撃訓練場を周回した際のフレームレートを「Fraps」で計測した。
2560×1600ドットでは、GALLERIA ZL9C-R47-6Bだと平均240Hz以上、GALLERIA ZL9C-R46-6だともう少しで平均240Hzに届くという結果になった。GALLERIA ZL9C-R46-6でも、少し設定を下げればディスプレーのリフレッシュレートとなる240Hzを存分に使えるフレームレートで遊べるだろう。
GALLERIA RL7C-R35-5Nは1920×1080ドットで平均141.449fps、最小105fps、最大184fpsという結果になった。こちらも平均144fps近くまでできるので、少し設定を下げれば144Hz前後をキープしてプレイできるだろう。
性能と価格が異なる3機種で検証してみた。フルHD以上で快適にゲームを遊びたい場合はGALLERIA ZL9C-R47-6Bを、フルHDで快適に、タイトルによっては2560×1600ドットで遊びたいという人はGALLERIA ZL9C-R47-6B、価格を抑えつつフルHDで設定を変更しながら遊べればいいというのであれば、GALLERIA RL7C-R35-5Nがいいだろう。
次回は、人気の「黒神話:悟空」を使って検証してみる。