ソフトバンクは、大雨で大きな被害を受けた石川県のネットワーク復旧に向けた取り組みとして、石川県輪島市門前町の一部エリアにて「有線給電ドローン無線中継システム」を今日30日から運用を開始した。
有線給電ドローン無線中継システムは、上空を停留飛行するドローンから通信サービスを提供することで、半径数kmのサービスエリアを確保できるソリューション。地上に設置した無線中継装置(親機)と、ドローンに搭載した無線中継装置(子機)で構成されており、親機と子機間の通信はRoF(Radio on Fiber)技術を用いた光ファイバーで行なう。
親機に接続した基地局無線装置とモバイルネットワークの接続は、基本的に衛星通信経由のため、基地局などの地上設備の被災の影響を受けずに、迅速に臨時のサービスエリアを構築できる。
なお、今後も行政機関への申請および石川県の関係機関と連携して、有線給電ドローン無線中継システムを運用していくとのこと。