製薬大手の日本イーライリリーは9月24日、早期アルツハイマー病(AD)治療薬「ケサンラ点滴静注液350mg」(一般名:ドナネマブ)が、厚生労働省より製造販売承認を取得したことを発表した。
ドナネマブは、脳内に蓄積しアルツハイマー病を引き起こす原因と考えられている凝集アミロイドβ(Aβ)プラークのみに存在すると考えられるN3pG Aβに対する抗体医薬品。エーザイ「レケンビ」に次ぐ2例目。
日本イーライリリーの研究開発・メディカルアフェアーズ統括本部 薬事本部長の高田渉氏は、「認知症基本法の制定をはじめ、共生社会の実現に向けた国を挙げた取り組みの中で、新たな早期AD治療薬の選択肢を提供できることを嬉しく思います」とコメントしている。