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IBM、オラクルのユーザー企業向けに生成AIの拡張を支援する新サービスを開始

日本IBM
2024年09月25日

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日本IBM
オラクル専門のコンサルティング・ネットワークを拡大することで、企業は生成AIへの投資を最大化し、コンピューティングと実装のコストの最適化が可能に




【米国ニューヨーク州アーモンク 2024 年 9 月 10 日(現地時間)】
IBM は、本日、オラクルのクラウド・アプリケーションやテクノロジーから、ユーザー企業がより大きな価値を引き出し、オープンで協調的なアプローチで生成 AIを拡張できるよう、コンサルティング・サービスとソリューションを拡充したと発表しました。

IBM Institute for Business Valueの調査によると、コンピューティング投資の平均コストは、2023年から 2025年にかけて 89%増加する見通しです。さらに、役員の42%は、専門知識が不十分なために生成 AI の進歩が妨げられる可能性があることを懸念しています。

増大するこれらの課題にユーザー企業が対応できるよう、IBM Consultingは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AI、OCI AI Services、OCI Data Scienceなどの オラクルのコア・テクノロジーの認定を受け、AIやデータのプラットフォームであるIBM watsonx.aiに関する高いスキルを有する世界中の数千人のコンサルタントを含む、オラクルのユーザー企業をサポートするコンサルタントのネットワークを拡大しています。

コンサルタントは、ユーザー企業が投資収益率を最大化し、コンピューティングおよび実装コストを最適化できるよう、従来のAIおよび自動化ソリューションと組み合わせた価値の高い生成AIユース・ケースを拡大できるよう支援します。これには、IBM Graniteやオープンソース・モデル、その他のサード・パーティー・モデルといったエンタープライズ・グレードのモデルから、ユーザー企業独自の要件に適したAIモデルを選択・導入できるよう支援することも含まれます。IBMのコンサルタントは、IBM watsonxやIBMのオープンなビジネス・パートナーのオープンなエコシステムから得られたテクノロジーに関する深いスキルを活かし、テクノロジー・アーキテクチャー、生成AIとソフトウェア・ライセンス、データとアナリティクス・アーキテクチャー、セキュリティー・リスクなどに関するユーザー企業の重要な意思決定を支援し、ワークフローの自動化を強化し、生成AIアプリケーションの開発とデプロイのためのより強力でコスト効率の高いテクノロジー基盤を確立することができます。

さらに IBMは、グローバルなオラクルのサービス・プロバイダーであり、ユーザー企業の中核業務のデジタル化とOracle Fusion Cloud Applicationsの導入加速を支援する深い専門知識を持つAccelalpha社を買収する意向を発表し、IBMのオラクル・コンサルティングの専門性をさらに高めていきます。

IBM Consultingのグローバル・オラクル・プラクティス・リーダーのコリン・コッペル(Corinne Koppel)は、次のように述べています。「IBMのお客様は、生成AIの取り組みを拡大することに意欲的ですが、一方でコンピューティング・コストの上昇、社内のAIスキル不足、AIアシスタントの無秩序な増加、管理不行き届きについて懸念しています。IBMは、オープン・アーキテクチャーを活かしたオラクルのフルスタック生成AIテクノロジーを使用することで、オラクルのユーザー企業が投資を最適化するため多くのスキルとソリューションを提供します」

Oracle Fusion Applicationsの拡張を支援
IBM Consultingは、Oracle Fusion Applicationsの組み込みAI製品を補完するために、オラクルのユーザー企業がドメインや業界に特化したソリューションに生成AIや従来型AI、自動化を適用できるよう支援しています。例えば、Oracle Fusion Applicationsのユーザー企業が、人事、調達・ソーシング、財務でユースケースを拡大できるよう支援してきました。

IBM Consulting Advantageがユーザー企業の価値実現の時間を短縮
オラクルのユーザー企業を支援するIBMのコンサルタントは、AIを活用したエンゲージメント・プラットフォームである IBM Consulting Advantageをフル活用して、ユーザー企業の価値実現までの時間を短縮し、一貫性、再現性、品質、納品スピードの向上を実現します。

例えば、IBM Consultingは、IBM Consulting Advantageの生成AIのアセットを活用することで、OCIへの移行とモダナイゼーション機能を拡張し、ユーザー企業がアプリケーションとデータを OCIへ迅速に移行できるよう支援しています。IBMのコンサルタントは、アセットを活用した移行アプローチにより、要件定義と設計から構築、移行、テスト、実装まで支援します。

IBMとオラクルは、テクノロジーとサービスの両面で 38年間にわたってパートナーシップを締結しており、Red Hatとオラクルが OCI上でRed Hat OpenShiftハイブリッド・クラウド・アプリケーション・プラットフォームを提供開始したように、新たなコラボレーションの機会を継続的に模索しています。オラクルは、IBMが 2023 年に共同設立した AI Allianceのメンバーでもあります。AI Allianceは、産業界、スタートアップ、学界、研究機関、政府機関の主要組織が結集し、AIにおけるオープン・イノベーションとオープン・サイエンスを支援しています。

IBM Consultingは、戦略、エクスペリエンス・デザイン、テクノロジー、オペレーションにまたがる業界の深い専門知識を有し、ビジネス変革のカタリストであり、世界で最も革新的で価値の高い3,000 社を超える企業の信頼できるパートナーです。16万人のコンサルタントは、オープンな働き方を採用し、ハイブリッドクラウドやAIのようなテクノロジーや多様な考え、経験を組み合わせてビジネスの変革を加速しています。実績のあるコラボレーション・エンゲージメント・モデルであるIBM Garageに支えられ、テクノロジー・リーダーの永続的なエコシステムとともにイノベーションにスピードとスケールをもたらし、世界で最も複雑な課題に対するソリューションを提供してます。

IBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される場合があり、目標および目的を表すものであって、確約や保証を表すものではありません。

当報道資料は、2024 年 9 月 10 日(現地時間)に IBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。

IBM、IBMロゴ、ibm.comは、米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。

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