派閥との契約と裏切り…… 裏社会をどう生きるかはアナタ次第
『スター・ウォーズ 無法者たち』には、個性豊かな犯罪シンジケートが登場する。登場するシンジケートは、「クリムゾン・ドーン」「パイク・シンジケート」「ハット・カルテル」「アシェガ・クラン」の4派閥。裏社会を生き抜くためには、これらの派閥との関係構築が不可欠となる。まさかスター・ウォーズのゲームでギャング映画の主人公が味わえるなんて驚きだ。
各派閥の関係値については、「評判システム」の結果がベースになっている。ケイ・ヴェスの行動によって、各派閥の評判が変わるというものだ。
例えばある派閥の評判レベルが「良好」以上になると、アクセスできる縄張りが増えたり、派閥が運営しているショップでお得な買い物ができたりする。ひとつの派閥と仲良くなればなるほど、ゲームの攻略が容易になるのだ。
しかし、評判レベルが「険悪」になれば縄張りのアクセスができなくなるほか、派閥の殺し屋に狙われるデメリットが生じてしまう。裏切り者には重い罰を与えるというわけだ。
本作の評判システムをわかりやすく伝えると、「組織に忠誠を示せば褒美を与えるが、裏切れば報復が待っている」だろう。まさにギャングの掟ではないか。
本作に登場する派閥の対立関係は、シンプルながらもピリピリとした緊張感がある。この評判システムは、ギャング映画で見かける裏社会の掟をわかりやすく表現できているのではないかと筆者は考えている。スター・ウォーズの世界で、裏社会の政治に関われる点も本作の魅力の1つといえるだろう。
カワイイ相棒のニックスが頼もしい
ここからは、ケイ・ヴェスの頼れる相棒・ニックスについて語ろう。
ニックスの感想を一言で表すと、可愛い。いや、可愛すぎる。いやいや、愛おしい。初めてニックスを見た筆者は、「なんだこの可愛い生き物は……」と一瞬で心を奪われてしまった。スター・ウォーズ史上もっとも可愛い生き物なのではないだろうか。
このニックスは、スリや敵のかく乱、破壊工作をこなす芸達者な相棒だ。
ドアの開閉装置を指定すればニックスはドアを開けてくれるし、NPCを指定すればスリをしてくれる。目標を指定するだけでニックスはスムーズに行動してくれるため、安心感と信頼感が芽生えるのだ。
ニックスなしで仕事をこなすのはおそらく不可能だろう。頼れる相棒、いや心の友にふさわしい。これから本作をプレイされる方は、ニックスを思いっきり愛でてほしい。ほんと、可愛いんだからっ!
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