サードウェーブは9月13日、札幌国際大学および札幌国際大学短期大学部と共同で次世代ICT教育の強化を目指す研究を開始することを発表した。
今回の研究は、10月2日に締結された包括連携協定に基づいて行われる。札幌国際大学内に新設された「Creative Lab」には、サードウェーブの高性能なIT環境構築のノウハウが活かされ、eスポーツや動画編集がスムーズに行える高スペックのPCやゲーミングチェア、3Dプリンタ、ガーメントプリンタなどが導入されている。また、高速な回線によりVRコンテンツもストレスなく扱える環境が整備された。
同大学は文系学科を中心に「デジタル文系人材の育成」に注力しており、デジタル技術を活用した問題解決能力の向上を目指す。これにより学生たちは大学生活を通じて日常業務の効率化を推進するスキルを習得する。さらに、各学科の専門性にデジタル技術を組み合わせることで独自の価値を創造し、社会に貢献する人材を育成するとしている。
この共同研究は数年後、ICT活用が当たり前である「GIGA世代」の学生が入学する時期に向けて、質の高い教育環境構築に関する先導的実証研究を行う。この取り組みを通じて、次世代社会を担う人材育成と教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進するという。
なお、この共同研究に関する調印式が9月13日に札幌国際大学にて執り行われた。