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10周年を迎えたSeries 10のApple Watchはチタンケースとジェットブラックに注目

2024年09月10日 06時25分更新

文● オカモト/ASCII

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 2014年に最初に発表されたApple Watch。10周年を迎えて、Series 10となった標準モデルのApple Watchは、チタンケースの高級モデルの登場や、睡眠時無呼吸の症状を通知するなど、ハード面/ソフト面の両方でさらに進化した製品となった。

Apple Watch

画面が若干大きくなったApple Watch Series 10

42mm&46mmとわずかに大型化されたApple Watch Series 10
チタンケースは高価ながら20%の軽量化がうれしい

 まずはハード面からの変化。Series 10では、従来モデルと比べて約10%薄型化される一方、本体自体は42mm/46mmとわずかに大型化(Series 9は41mmと45mm)。前面のサファイヤガラスと金属製の背面はより丸みを帯びたラインで一体化され、1枚の金属で作られているかのように見える。また、アルミニウムケースで前モデルの10%、チタンケースで20%軽量化されている。

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チタンケースはナチュラル、ゴールド、スレートの3色

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チタンケースとステンレスのミラネーゼループの組み合わせ。46mmモデルは12万5800円

 この薄型軽量の本体には、新チップのS10 SiPが搭載。パフォーマンス、電力効率の両方で進化している。また、ディスプレーは広角OLEDを採用し、特に斜めから見た場合に最大40%明るくなり、ジョギング中などでも情報が読み取りやすいほか、常時点灯時のリフレッシュレートが従来の1分1回から1秒1回に高速化。手首を持ち上げなくても、秒の表示を確認できる。

睡眠時無呼吸を教えてくれる新機能 日本でも利用可能
本体内蔵のスピーカーで音楽やPodcastが聞けるように

 健康関連の進化では、睡眠時無呼吸での通知機能が新しい。この症状は世界で10億人以上が罹患しているとのことで、多くの人は診断されず、自分でも気づかないが、放置していると、高血圧や糖尿病、心臓疾患のリスク増加につながるという。

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本人は気づかないことが多い睡眠時無呼吸の症状を通知してくれる

 この睡眠時無呼吸を検出するため、Apple Watchは手首の小さな動きを監視。睡眠時の安らぎや呼吸障害を検出し、そのリスクを表示することができる。この機能は9月中にも日本を含む、150以上の国で利用可能になる予定。

 そのほか、50メートルの滞水性能や水深、水温のチェック機能が付き、水泳用のカスタムワークアウトが追加。また、本体の内蔵スピーカーでは新たにオーディオの再生が可能になり、Apple MusicやPodcastなどを直接聞けるようになった。

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水深や水温を表示してくれる機能が追加

 アルミニウムケースにはシルバー、ローズゴールドに加えて、ジェットブラックにが新たに登場。価格は5万9800円から。チタンケースはナチュラル、ゴールド、スレートの3色で10万9800円から(ともに42mmモデル)。すでに予約注文を開始しており、発売日は9月20日。

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アルミケースにはジェットブラックが登場

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主要な機能一覧

Apple Watch Ultraは2のままでブラック仕上げのモデルが追加
チタンを編み込んだミラネーゼループも新たに用意

 上位モデルの「Apple Watch Ultra 2」は、モデル自体は同じで新たなブラックの仕上げのモデルが登場した。

 チタンの軽量のケースにブラックの精悍な外観が魅力の製品で、表面はカーボンを物理蒸着してコーティングすることで、傷に強く、耐久性も増しているという。さらにこのカラーに合うベルトとして、Apple Watch Ultra初のメタルバンドを用意。このチタニウムミラネーゼループは、チタン製の細かなパーツが編み込まれており、軽量でありながら耐食性があるとする。

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ブラック仕上げにチタニウムミラネーゼループを組み合わせたモデル

 価格は12万8800円~。チタニウムミラネーゼループを選択すると、14万4800円となる。予約受付はすでに開始しており、こちらも発売日は9月20日。

 なお、廉価モデルのApple Watch SEについては従来モデルが継続販売されている。

 

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