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Lunar LakeことCore Ultra 200V、9月24日発売!NPUは前世代から最大4倍に

2024年09月04日 05時00分更新

文● ジサトラユージ/ASCII 編集● ASCII

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 インテルは9月4日1時(日本時間)、「Lunar Lake」こと「インテル Core Ultra 200Vシリーズ・プロセッサー」(以下、Core Ultra 200V)のグローバルローンチイベントを開催した。

 今回のイベントで、同社はCore Ultra 200Vのローンチを9月24日と発表。なお、予約受付は発表と同日の9月4日から開始している。

 Core Ultra 200Vは、インテルの最新モバイルPC向けSoCであり、“Core Ultra”のブランド名を冠する中では2世代目のシリーズとなる。Core Ultraは特にAIを活用することに重きを置いた設計となっている。

 高性能なPコアと、電力効率の高いEコアという2つのコアに加えて、AI処理に特化したNPUを搭載している。ピーク性能は最大で80%向上。NPUは前世代に比べて最大で4倍近い性能を実現しているとのこと。電力効率も最適化されているといい、作業によっては、最大で50%電力消費を削減できるとしている。

Pコアの概要

Eコアの概要

 さらに、内蔵GPUは新たに「Xe2」アーキテクチャーを採用した最新世代の「Intel Arc GPU」を搭載しており、パフォーマンスは平均で30%向上しているとのこと。

 今回の発表では競合となるAMDの「Ryzen AI 300」シリーズだけでなく、クアルコムの「Snapdragon X」シリーズとの比較データを強調しているのが印象的だった。マイクロソフトの掲げる「Copilot+ PC」において搭載されるSoCとして、優位性を示した形となる。

新しいアーキテクチャーを採用した内蔵GPUを搭載

Ryzen AI 300シリーズやSnapdragon Xシリーズとの比較データを示し、優位性をアピールした

 Core Ultra 200Vに関し、発表されている主なSKUは以下のとおり。

SKU Core Ultra 9 288V Core Ultra 7 268V Core Ultra 7 266V Core Ultra 7 258V Core Ultra 7 256V
コア数
(Pコア+Eコア)
8(4+4)
スレッド数 8
LLC 12MB
Pコア
最大クロック
5.1GHz 5GHz 5GHz 4.8GHz 4.8GHz
Eコア
最大クロック
3.7GHz 3.7GHz 3.7GHz 3.7GHz 3.7GHz
Eコア
最大クロック
2.05GHz 2GHz 2GHz 1.95GHz 1.95GHz
内蔵GPU Intel Arc 140V GPU
最大メモリースピード LPDDR5-8533MT/s
最大メモリー容量/ランク 32GB/2R 32GB/2R 16GB/1R 32GB/2R 16GB/1R
PBP 30W
(最低17W)
17W(最低8W)
MTP 37W
SKU Core Ultra 5 238V Core Ultra 5 236V Core Ultra 5 228V Core Ultra 5 226V
コア数
(Pコア+Eコア)
8(4+4)
スレッド数 8
LLC 8MB
Pコア
最大クロック
4.7GHz 4.7GHz 4.5GHz 4.5GHz
Eコア
最大クロック
3.5GHz 3.5GHz 3.5GHz 3.5GHz
Eコア
最大クロック
1.85GHz 1.85GHz 1.85GHz 1.85GHz
内蔵GPU Intel Arc 130V GPU
最大メモリースピード LPDDR5-8533MT/s
最大メモリー容量/ランク 32GB/2R 16GB/1R 32GB/2R 16GB/1R
PBP 17W(最低8W)
MTP 37W

会場で展示されている、Core Ultra 200V搭載PCの様子

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