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JCBと三菱UFJ、プライオリティ・パスの利用特典からレストランなどを除外 利用急増でコスト上昇

2024年09月03日 10時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 クレジットカード大手のJCBと三菱UFJニコスが9月2日、プライオリティ・パスの利用特典に関する重要な変更を発表した。具体的には国内のレストラン施設などで無料の飲食ができなくなる。

 JCBは2024年10月31日から、プライオリティ・パスの利用可能施設を制限する。これまでは国内外すべての提携施設が利用可能だったが、変更後は国内では「ラウンジ」施設のみが対象となる。国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等の施設は利用対象外となる。日本国外の提携施設はすべて利用可能。

 三菱UFJニコスは2024年10月1日から、プラチナ会員向けのプライオリティ・パス無料サービスを空港ラウンジのみに限定する。飲食店舗やリフレッシュ施設等でのサービス利用には、料金が発生する可能性があるとしている。

 変更の背景にあるのは、サービス利用の増加に伴うコスト上昇。特に三菱UFJニコスは、空港内の飲食店舗やリフレッシュ施設でのプライオリティ・パス利用が急増していることを指摘し、このままではサービス自体の提供継続が困難になる可能性があると説明している。

 対象カード会員は、国内外の空港ラウンジへのアクセスは維持できるが、特に国内での利用可能施設が制限されることになる。両社とも、これらの変更について会員の理解を求めている。

 

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