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社会不安症やうつの方が直面する、コミュニケーション不安を根本から解消する『対人不安症向け会話トレーニングDEEP AI』を就労移行支援karkelとクリスタルメソット株式会社が共同開発

株式会社オリエンタルブルーム
2024年09月02日

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株式会社オリエンタルブルーム
対人恐怖症の人でも安心して失敗できるAIコミュニケーショントレーニング/AIメンタルカウンセリングで、社会復帰を目指す。




精神的な疾患を抱える方の社会復帰支援を精力的に行う広島の就労移行支援事業所karkelは、就労時の最大のトラブル「コミュニケーションがうまく取れない」ことに着目している事業所。
特に、対人恐怖症は、多くの人の社会生活に大きな影響を与え、就労の困難さにつながる深刻な問題と捉え、コミュニケーション不足を抜本的に解決する『AIを融合させた革新的なコミュニケーショントレーニングシステム』を開発した。
従来の対人恐怖症に対する支援は専門家によるカウンセリングが中心だったが、就労移行支援事業所Karkelはこの問題解決にテクノロジーの観点から切り込み、対人恐怖症の方々の社会復帰支援を始める。
就労移行支援の新たな可能性を拓く就労福祉×AI
就労移行支援事業所Karkelは従来の対人恐怖症に対する支援に加え、VR技術を活用した仮想空間でのトレーニングを3年前に導入していた。
VR上でのトレーニングは、バーチャル空間を通じて会議を行ったり、対面して話すことが苦手な方向けに、安全な環境下で様々な対人場面を体験できるトレーニング場所として活用していた。
今回導入するAIは、DEEP AIの技術を活用した対人コミュニケーショントレーニングに特化したコンテンツとなっている。
利用者が話す内容をAIが聞き取り、実際に会話として成り立つ返しをする。
5パターンの人間特性を用意し、レベルに合わせた実践型会話トレーニングが可能となっている。
■なぜKarkelがAIに注目したのか?

DEEPAIコンテンツ

これまで多くの対人恐怖症の方々の支援を行ってきた経験から、従来の対人恐怖症の克服には、VR上で人と話すことより実践的かつ、失敗の経験を積むことができるトレーニング環境が必要だという考えに至った。
AIの活用により、実際に人と会話をするよりも「失敗できる」という部分で会話を行うという心理的なハードルを下げる。
同じシチュエーションで会話を繰り返せることで強みと弱みを客観的に把握し、少しずつ自信につながっていく。
◆共同開発者のクリスタルメソッド株式会社

クリスタルメソッド株式会社社長との対談

「空気が読めるAI」「人のこころに寄り添うAI」をモットーに研究を進めているクリスタルメソッド株式会社はAIアバターを活用した革新的なサービスを提供している企業。
就労移行支援karkelの取り組みと今後の展望に共感をいただき、今回の共同開発に至った。
高度なAI技術や AIアバターの生成から対話エンジンまでを、一貫して自社開発しているので、細かな要望や実際の使用感などの微調整を瞬時に対応できる。
◆対人不安症向け会話トレーニングDEEP AIでできること

AIトレーニング画面

「人と話すのが苦手」「いつも緊張してしまう」という悩みを抜本的に変える対話型AIシステム。
5つのトレーニングモードにより、利用者のコミュニケーションレベルに応じた会話トレーニングが可能。
1. 雑談トレーニング
まるで友人と話すように、AIとの自然な会話を通して、日常会話のスキルを磨ける。
初対面の人との会話や、気の置けない友人との雑談など、様々なシチュエーションに対応。
2. ディベートトレーニング
AIと議論を交わし、自分の意見をまとめ、相手に効果的に伝える練習が可能。
論理的な思考力やプレゼンテーション能力の向上を目指せる。
3. ポジティブ変換トレーニング
ネガティブな発言をするAIに対して、ポジティブな言葉で返す練習を通して、思考の転換をトレーニング。
自己肯定感を高め、より前向きな思考を身につけられる。
4. メンタルカウンセリング
AIカウンセラーが利用者の心の声に寄り添い、日々のストレスや悩みを言葉として引き出す。
モヤモヤしていることを解消し、心の安定へと導く。
5. 面接トレーニング
実際の企業面接さながらのシチュエーションで、AI面接官との面接練習を繰り返し行う。
面接に対する不安を克服し、就職に向けたハードルを下げることで自信を持って採用活動に臨める。
事業所に通う利用者10名に1ヶ月間、毎日DEEP AIを利用してもらった結果、会話に対する不安や緊張がかなり軽減されたという声が多く上がった。

DEEP AIは、AIの力を活用して、コミュニケーションスキルアップと人と対話する不安を取り除くシステムとなっている。
◆就労移行支援が全体的に抱える課題
就労移行支援は、障害のある方が一般企業で働くことを目指し、職業訓練や職場実習などを行う支援事業だが、
- 一般就労への移行率の低さ
- 個々の利用者の多様なニーズへの対応の難しさ
- 事業所の人的、物的資源の不足
- 企業側の障がいに対する理解不足
- 地域における連携不足

など、様々な課題を抱えている。
特に課題な点が職場環境への適応や良好な人間関係の構築をする事が難しく、就職機会を得た利用者の半数以上が、1年以内に退社してしまうケースが問題となっている。
特に精神障がいを持った方達の離職率は50%以上と言われており、就労移行支援karkelはこれらの課題解決と、社会全体での障がい者雇用を推進していく。
◆就労移行支援karkelとしての取り組み
社会不安症がい・うつ病専門特化型の就労移行支援として、AIという最先端の技術を活用し、対人関係に不安を抱える方々が、自信を持って社会復帰できるよう支援する就労移行支援karkel。
AIを活用した個別指導により、自分を理解して自信を取り戻せるまで、障害特性から自己分析を進め、長所を探し、強みを伸ばす。
コミュニケーション能力向上を中心に置いた面接対応・就労時に起こる人間関係構築など「人間力」を身につけられるサポートを行う。
就労移行支援karkrlは、AI技術の活用により、より多くの人々が、自分らしい生き方を実現できる社会の実現を目指すと共に、本システムを通じて対人恐怖症に悩む人々が、自信を持って社会に参加できるよう、全力で支援を行う。
◆関連リンク
対談映像
就労移行支援karkelホームページ

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