このページの本文へ

さまざまな真空管アンプを作れる! 実験的なアンプキットが2万6000円で販売中

2024年08月24日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 YAHAタイプの真空管ヘッドホンアンプを作ることができる工作キット「真空管アンプ実験キット」が家電のケンちゃんで販売中。Project Cによる同人ハードウェアで、価格は2万6000円。

真空管アンプ実験キット
真空管アンプ実験キット

自由な真空管の構成が選べる、実験的な真空管アンプキットが入荷。真空管周りの部品などの一部は追加購入が必要だ

 真空管をプリアンプとして使用してオペアンプで駆動する、“YAHA真空管ヘッドホンアンプの実験が行える”という工作キット。3種の真空管ボードが付属し、使用したい真空管に合わせてボード構成を選択して組み立てる仕様になっている。

 ヒータ・プレート・グリッドの電圧調整や抵抗の変更が可能なほか、固定バイアス方式により負電圧のC電源でグリッドの電圧を設定する。USB PD給電で動作するアンプで、電源には20V出力に対応したUSB PDアダプタが必要だ。

真空管アンプ実験キット
真空管アンプ実験キット

完成品には音声入出力ジャックとボリューム、電源スイッチのほか、Type-C電源入力を搭載。真空管を搭載するための基板はユーザーが任意で選べる

 はんだ付けが必要な組み立てキットながら、難易度の高い表面実装部品は組み込み済み。真空管は別途調達する必要があり、真空管は12AU7/6CG7などのmT9 双三極管、6L6GCなどのGT(US)8 五極管、6AU7などのmT7 五極管に対応する。

真空管アンプ実験キット
真空管アンプ実験キット

作業の難易度が高めの表面実装部品は、あらかじめ組み込み済み。追加購入が必要な真空管周りの部品についても、付属ペーパーで指定されている

 なお、ユーザーの構成次第で必要部材が異なる真空管ボード用の部品も別途購入が必要で、ソケットや抵抗など必要な部品の詳細は付属ペーパーで確認できる。

 また、通常のはんだ付けに必要な機材一式に加え、調整のためのテスターも必要になる点を覚えておこう。

 

【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン