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はじめての「青春18きっぷ」使い方やモデルコースを簡単にご紹介【2024年夏】

2024年08月14日 07時00分更新

文● @sumire_kon

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日帰り温泉からSLまで「青春18きっぷ」おすすめモデルコース

●熱海or伊東で日帰り温泉旅

 東京駅から日帰りで往復する場合、西ルートなら神奈川県の二宮駅(東海道本線)まで行けば元をとれる計算になる。

 二宮駅より先で東京から日帰り圏内の観光地といえば、いちばん近いのは蒲鉾で有名な小田原。もう少し足を伸ばせば熱海、伊東といった温泉地もある。

 東京駅からの所要時間は、いちばん遠い伊東でも1時間半ほど。追加でSuicaグリーン券を購入すれば、2階建てグリーン車で美しい相模湾の景色をゆったり楽しむこともできる。初めての青春18きっぷ旅にはぴったりのコースだ。

東京→伊東間の行程の一例

プランの一例(往路)

●SLの汽笛を楽しむ山口の旅

 JRが各地で運転しているイベント列車のなかには、青春18きっぷで乗れるものも意外と多い。

 2024年夏に運転されている列車の代表格は、山口県の新山口駅と島根県の津和野駅の間を結ぶ「SLやまぐち号」。こちらは普通車限定だが、指定席券(1680円)を買うことで青春18きっぷでも乗車できる。

 列車を牽引するのは日本を代表する大型のSL「D51」。客車も戦前の旧型客車を現代の技術で再現したレトロ仕様となっており、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる。

 新山口駅〜津和野駅間の通常運賃は片道1170円。往復しても青春18きっぷ1回分には僅かに届かないが、旅の途中に組み込むならおすすめの列車だ。

●【番外編】青春18きっぷの限界に挑戦〜1日で東京からどこまで行けるか〜

 2024年8月現在のダイヤでは、東京駅を朝イチで出発すると1日でどこまで行けるのか。答えは青森駅新山口駅だ。

青森駅の駅名標

東京駅→青森駅

東京駅→青森駅の行程の一例

東京駅→青森駅の行程の一例

東京駅→新山口駅

東京駅→新山口駅の行程の一例

東京駅→新山口駅の行程の一例

 始発で東京を出発し、目的地への到着は早くても22時以降。ほぼ丸一日移動時間となることから初心者向けではないが、青春18きっぷに慣れてきたら、一度は挑戦してみたいコースだ。

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