セキュリティー企業クラウドストライクは8月6日(現地時間)、Windowsの大規模障害に関する根本原因分析(RCA、Root Cause Analysis)の結果を公開した。RCAは問題や事象の表面的な症状だけでなく、根本にある原因を特定して解決するためのプロセス。問題の再発を防ぎ、長期的な解決策を見出すことを目的としている。
同障害は2024年7月19日(日本時間)に発生。世界各地のWindows PC(約850万台)がエラー画面となり、一時的に使用不能となったことで、航空会社や金融機関など、各国のさまざまなインフラがストップする事態となった。日本でもLCCのジェットスターが被害を受け、欠航が発生している。
原因はクラウドストライクが提供するセキュリティーソフトに含まれる不具合。同ソフトが主に法人向けに販売されていたことから、業務用のPCに被害が集中し、結果としてソフトを使っていた企業や団体だけでなく、その顧客にも間接的に影響が拡がった形だ(関連記事)。
レポートの書面は全12ページで、関連サイトのリンクからPDFファイルで閲覧できる。