通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは8月5日、通常より余裕をもった配送時期を選択できる「ゆっくり配送」を本格導入したことを発表した。
30〜50代の女性に人気 繁忙期にはポイント付与も検討
ゆっくり配送は注文した商品を注文の7〜10日後までに発送するシステム。配送までのリードタイムを通常配送より長くとることで、配送業者の負担や二酸化炭素排出量の低減に繋げることが狙いだ。
同社は4月に「ゆっくり配送」の試験導入を実施。結果として、注文をまとめて発送する機会が増えたことによる配送件数の減少、繁閑に応じた発送作業の分散による効率化といった効果を確認できたことから、今回、本格的な導入に踏み切った。
なお、試験導入期間中は主に30〜50代の女性ユーザーに人気があったほか、地域別では北海道在住のユーザーの利用が多かったという。
ゆっくり配送はZOZOTOWNで商品を注文する際、「注文内容の確認」画面から選択が可能。
同社は今後、セールなどの繁忙期にゆっくり配送を利用したユーザーにポイントを付与するなど、効果を最大化するための検証を実施するとしている。