BoxとSlackは、2024年7月31日(米国時間)、両社製品の連携ツールである「Box for Slack」の強化を発表した。
Box for Slackの強化によって、Slackのチャンネルやスレッドにおいて、Boxのコンテンツに対するAIクエリが“無制限”で実行可能になった。Slack内でBox AIを呼び出し、Boxに保存されたコンテンツへの質問や要約の依頼などができる。
マーケティング部門が、Slack上でBox内の市場分析レポートからインサイトを得る、営業部門が、Slackで共有されたBox内の顧客向けプレゼンにおいて、ファイルを開かずに要点を把握するといったユースケースが挙げられている。
また、以下のBoxとSlackの連携強化も実施している。
・ファイルプレビューの強化:Slack内で、Boxのドキュメントのプレビューを高解像度で表示する。スクロールといった操作もでき、これらの表示はBoxの権限に準拠する。
・Box for Slackワークフローの強化:Boxのコンテンツを組み込んだSlackのワークフローをノーコードで作成でき、プロセスの自動化を推進する。
・コンテンツカードのリアルタイムな同期:Slackで共有されたBoxのコンテンツのサムネイルとタイトルの変更が、リアルタイムに反映される。
・管理権限委譲の更新:SlackのBoxアプリへのログインと承認が効率化される。
・Box、Slack、Salesforce間のコンテンツワークフローの改善:Salesforceを含む両社のユーザーは、アップロードのデフォルトの保存場所としてBoxを選択でき、コンテンツの重複を解消できる。
Slack内でのBox AIの利用は、Boxの「Enterprise Plus」プランを契約するSlackユーザーが利用でき、その他の連携強化は、すべてのBoxとSlackのユーザーが利用可能だ。