おいしいものを求めて西へ東へ! 一人自由気ままなリトリート旅に出発【作者に聞いた】

文●杉山幸恵

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 続いてかるめさんは、太平洋に面した漁師町である中土佐町へ。毎年5月には〝かつお祭〟も行われ、なかでも久礼地区は400年前からカツオ一本釣り漁を行ってきた歴史のある町だ。そんな〝カツオ好きの聖地〟ともいうべき町で、かるめさんはカツオのわら焼きを体験!

 「てっきりじっくり焼くものかと思っていたので、意外とすぐ焼き終わってしまい驚きました。ただ、とにかく熱いので『早く焼き終わって!』と思っていたので、正直助かりました(笑)。炎に包まれたたくさんのわらでカツオを焼く体験はなかなかできないので、高知まで行ってよかったです」


  店の人のアシストもありいい焼き加減となったカツオが目の前に。あまりのおいしさにすぐには言葉が出なかったという。

 「こんなカツオ食べたことない!というほどおいしかったです。春はさっぱりとした味わいでしたが、秋はトロのように脂がのっていて、ご飯と一緒に食べるともう最高! 香ばしい香りのカツオのたたきもおいしいですが、そのまま刺身で食べても絶品で、もちっとした食感がたまりません。本場で食べてしまうと、もう地元のスーパーでカツオの刺身を買えなくなります(笑)」

 自分でわら焼き体験をしたカツオを味わったあとは、おみやげを買い漁るかるめさん。家に帰ってからも、高知のカツオを満喫した様子。なかでもカツオの香りがよく、味も濃いという田中鮮魚店のカツオ節は「そのままおつまみとして食べきってしまった」というほど、おいしかったそう。

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